4歳から始める中学受験

キッズデュオインターナショナル(Kids Duo International)に関連したあれこれはTwitter(@ganetter365)で呟いています。

不登校は子どもが選んだ進路の1つだという話

皆様こんばんわ

 

今回は「子どもの不登校を歓迎する」という話ですがその前に定期的に更新していたはずがいつしか滞っているAmazonでの奮闘日記です。決して挑戦を辞めたわけではありません。年をまたいで節目と思いきや昨年3月から始めた活動なので年間での成果とすると対象が10カ月程度しかないのでパッとせず、なんだかまとめる気になりません。

 

そんな小売業の真似事活動の収支は確定申告後に税金が徴収されてみないと正確には分からないところですが、かなり適当なざっくり計算によると時給は3,000円くらいまで到達したような気がします。

 

年金や社会保険料を支払った後の額である会社員の手取りと比較することはかなり不適切ですが、その点を気にせず副業をひいき目に見たとしてもKDIに通う世帯を支えるパパ勢からすると時給3,000円という数字は年間2,000時間働いても年間手取り600万にしかならず魅力に感じないでしょう。

 

どうすればこの時給を向上させることが出来るかと考えると、よりリスクを負ってみたりいろいろと方法はある気がします。ですが一番簡単なのはより多くの時間を投入すること、だと感じています。時間を投入すると何故か総収入と共に時給まで向上します。

 

やりたいこと、やるべきことは山ほどあり、でも仕事と家庭と副業の3本足打法はとにかく時間が足りません。じゃあ仕事を辞める気があるかと言えばそんなはずはなく、せいぜい会社が潰れたら自分で頑張ろうかなという程度です。当然リスクまみれですが、外的要因で会社を辞めざる負えなくなった時の方が収入は増える気もします。

 

そんなことをある程度の期間やってきた今、ありとあらゆる著名人や偉人、自己啓発本などに書いてあるであろう「行動力こそ全て」という言葉から常に追い回されています。誰もが胡散臭く思うことでしょう。何をやればいいかを教えろよ!と思うことでしょう。でもこの「行動力こそ全て」は正しいと心からそう思います。更に欲を言えば行動力と共に「好きな事」があるとより一層良いと思います。

 

「行動力」と「好きな事」が有りさえすればどうにでもなる世界だと思うようになった私ですが、この思想は「中学受験」を目指す方針と致命的なまでに矛盾してしまいます。中学受験をして高校・大学と学歴を築いて優良企業に属したり、医者でも弁護士でも好きなように高学歴だからこそ実現できる職に就く。これが受験界隈の親が目指す基本姿勢だと思います。

 

ですが10歳から中学受験対策を始めて最終学的の大卒22歳まで既定路線を歩んで頑張ったとしても、この12年間「好きな事」を「行動力」を通じて我が道を突き進んだ人に勝てる要素は「教養」と「学歴」くらいなもので、人生において最も重要であろう「楽しさ」や「幸福度」で到底及ばない気がしてなりません。

 

そんな時、およそまともな親とは言えない考えが頭をよぎります。

 

もし子どもが「学校へ行きたくない」と言ってきたら。もしそんなことを言われた時、親としては心配で辛く悲しい思いをするのが当然でしょう。子どもの先々のことを考えたりすると不安な気持ちにもなるでしょう。

 

ですが今の社会を幸せに生きる上で、分数の割り算も三角関数微積ラプラス変換も必要なく、必要なのは「好きな事」と「行動力」だと確信してしまっているがゆえに、もし子どもから学校へ行きたくないと聞いてしまったら、

 

「よくぞ言ってくれた」

 

と思う気がしてなりません。妻には申し訳ない限りですが、子どもと一緒に何をやろうかとワクワクして仕方がないだろうと思います。

 

学校で学ぶ内容に不必要なこと多い一方、もちろん常識として必要な事もたくさんあると思います。それらは学校へ行かないとなればある程度家庭学習をする必要があると思いますが、親が教えられない程の高等な内容であるはずもなく、むしろ家で親が教えた方が学校で皆一様にペースを合わせて学ぶより遥かに効率よく学べることでしょう。

 

それを踏まえると、私が学校に求める唯一の要素は「友達を作ること」以外にありません。

 

もちろん親からすれば教育を受けさせる義務がある点や毎日家に居られても困るから学校に行って欲しいと思うのも当たり前です。ですが子どもが学校へ行きたくないと思う要因が「勉強が嫌だから」であるはずはなく、結局は人間関係であるとすればそれは学校が友達を作る環境として本人に合わなかったということで、家庭学習が出来る親子関係が前提にあれば学校へ通い続ける意味は個人的にはもうゼロです。

 

中学受験を頑張ってより魅力的な人が多く集まる環境に属して、大人になっても会って楽しいと思える友達を見つけて欲しいと思っていることは事実です。ですが本人にとって学校が友達を作る場として不適切だとなれば、ネットコミュニティが無数にある今の時代において学校に通うことだけが友達を作る方法ではありません。

 

そこで必要になるのが「好きな事」だと思います。「youtubeTikTokを見ることが好き」は「好きな事」には該当しません。虫でも植物でも電車でも絵でもプログラミンでも何でも構わないので好きな事を突き詰めたところには必ずそこ独自のコミュニティがあるはずです。住んでいる場所が近い以外の共通点がない有象無象が集まった学校よりも遥かに気の合う人を見つけやすいと思います。

 

後はその好きな事をマネタイズする施策を「行動力」で実行するだけです。

 

理系大学においてプログラミングを学ぶ学生は多くいると思いますが、仮に10歳から学校にも行かずに楽しくてプログラミングしかやってこなかった人がいたとしたら、よほどの天才でもない限り叶うはずがありません。学卒の子には就職の際に有利な「学歴」がありますが、学校へ行かずプログラミングしかやってこなかった子が同じく大卒となる22歳になった時、もう既に就職するよりも遥かに稼ぐ力を身に着けているとしか思えません。

 

何もする気力もなければやりたいことも何もない。ただ何もしたくないから学校へも行きたくない。なんなら親と話すのも嫌だ。となればもう手の付けようがないかも知れません。ですが子どもと関係が良好でありさえすれば一緒にいろんなことに挑戦をして、何事もやってみる行動力の大切さを教え、その過程で好きな事が見つかればいいわけです。

 

と、散々書いておきながら結局は学校へは楽しく通って中学受験に挑戦して欲しいと思っています。進学する中で好きな事、なりたい自分を見つけてもらうのが一番だと思っているので夫婦共に全力でそのサポートをするつもりです。

 

世の中には子どもの不登校で悩んでいる人がいると思うので不謹慎かも知れませんが、私はそんなことで悩むつもりは一切無く、「不登校は子どもが選んだ進路の1つ」として明るい未来が待っていると思っています。