4歳から始める中学受験

キッズデュオインターナショナル(Kids Duo International)に関連したあれこれはTwitter(@ganetter365)で呟いています。

4歳から始める中学受験とは

皆様こんばんわ

 

長女はもう5歳になってしまいましたが、以前から考えている4歳から始める中学受験とは一体何なのか。その方向性がようやく見えてきたのでまとめておこうと思います。

 

まず大前提として、我が家は一般的な中学受験のセオリー通りに進むであろうということです。具体的に言えば、小学生低学年のうちから小学生の学習範囲を先取りし、小学生高学年には中学受験対策に集中することになるはずです。

 

私が考えているのは何かこのセオリーの他に出来ることはないのか、ということです。一般的に幼稚園から小学生低学年の間に公文で計算力や勉強をする習慣をつけたりするのがよくある話のようですが、そういうことではありません。特に取り組みに時間がかかって早期から実行する必要があって、完全なオリジナルとは言わずとも、あまり一般的に注力されることのない取り組みをしたいと考えていました。その結果やろうと決めたことは2つ。

 

1つは「過去問の分析と日常生活へ落とし込み」です。

 

「濃度10%と20%の食塩水を同じ量混ぜたら濃度はいくつになるか」という問題に対して30%と答える子が少なからず存在すると聞いて衝撃を受けました。家で味噌汁を作ったことがあれば、味見をして濃かったらお湯や水を足して調整することもあるでしょう。濃い物に薄い物を投入すれば薄くなると。

 

また天秤やてこを学ぶに際して、洗濯物を干してみると良いという話も聞きました。小学生の頃に母親の手伝いで洗濯物を干すことなど珍しくもなかった私には全く理解できませんが、そういった体験によって新たに学ぶ知識や概念を理解しやすいことがあると。

 

そんな話を聞いて誰もが思うことかも知れません。1つの知識・概念を理解する助けとなる日常生活上の行動が何かしら存在するとします。その知識・概念の寄り集まったものを解くのが中学受験であるとすれば、過去問を細かく分解して解くのに必要な知識・概念を取り出すことが出来るとすれば「日常生活に基づいて入試問題を理解しやすくなる」のではないかと。

 

予定されている手順はこうです。

 

1.過去問を解くのに必要な要素に分解する

2.その要素の理解を助ける日常生活中の行動や体験を考える

3.上記を繰り返して集まったデータを出現頻度順に並べる

4.頻度の高い順に日常生活に取り入れる

 

これから継続出来る限り、もしくは途中で方針転換が必要になるまで、この4STEPを繰り返していこうと思います。ちなみにこの「過去問の分析と日常生活へ落とし込み」が採用された理由は次の通りです。

 

1.途方もなく時間がかかって誰もやろうとしない

2.就学前の今からやることに意味がある

3.効果がある確証が全くない

 

まずどう考えても時間がかかり過ぎて余程暇を持て余す人しかやろうとは思わないでしょう。加えて過去問の分析なんてのは塾講師の役割であって、一般家庭はそれにお金を払って対価を得るのが普通です。どうせお金を払うのにあえて自身の時間を割こうとする人は稀であろうということで一般的ではないことが今回目指す方向性と一致しています。

 

そして4歳(5歳)の今から始めることに意味を見出すことが出来ます。試験日が目前に迫った段階となれば家事よりも問題を1つでも多く解いた方が良い結果に繋がることは確実です。まだ時間に追われていない今から緩く始められるのが私の個人的ニーズに合っています。

 

最後に意味があるのか全く自信が持てないという点です。あくまでセオリーに従って戦うことが前提なので、意味を成さなかったとしても受験の合否に対する影響が軽微です。本業を主な収入源とした人の副業みたいなもので、これに全てを賭けているわけではないので気楽にやれる気がします。

 

 

と、ここまで書いておきながら、この取り組みが成立するのか確かめてすらもいないので、取り急ぎ適当な中学校の過去問を買って試してみようと思います。

 

 

2つ目は「不思議な物を家に置く」です。

 

よく様々な科学実験を体験させると良いという話は聞きます。私も小学生くらいまでは実験も楽しめていたような気がするので、子どもと楽しみつつ科学の知識を身に着けることが出来るとなれば良いに決まっています。

 

ですが実験を通して科学に興味関心を持つことが出来る子と言うのは、そもそもそういうのが好きだっただけだ、という話も理解が出来ます。そういった子に実験をごり押すのは如何なものかと。

 

そこで実験の前段階、不思議な物を見たときに多少なりとも興味を持ってもらうべく、とりあえず家の中に不思議な物を置いていこうと思います。

 

これから思い付いたものをどんどん置いていこうというだけで、具体的に何を置くかほとんど決まっていませんが、とりあえず手始めにテンセグリティ構造の何かを、子どもたちが日常的に目にする場所に置いてみようと思います。

 

これを置いたところで直ちに何かを期待しているわけではありません。何も思ってくれなくて当然だと思います。ですが毎日見るその謎の物体の構造や仕組みと似た物をどこかで見たとき、それと同じのが家にあって毎日見ているやつだ!となれば、多少は興味を持ってくれるんじゃないかと少し期待しています。

 

子どもが何かに興味を持つ気配を感じたら、その何かを更に深堀する実験や体験を考えることとして、とりあえずは押し付けることなく日常生活の中にいろいろな学びを取り入れて何かが起こるといいなと言ったところです。

 

とりあえず私の日常課題に「過去問をよく読む」と「不思議な物収集」が追加されました。