4歳から始める中学受験

キッズデュオインターナショナル(Kids Duo International)に関連したあれこれはTwitter(@ganetter365)で呟いています。

どんな子がKDI向きか

皆様こんばんわ

 

以前にKidsDuoInternationalに3年間通った感想を書きましたが、今回はそれを踏まえてどのような子がKDIに向いているかという話です。当たり前ですがあくまで個人の感想です。

 

1.真面目に話を聞く子

どんな教育施設においても大前提となることかも知れませんが、KDIも英語・知育だけではなく忍者ですらまずは先生の話を聞くところから始まるいわゆる「授業」の連続です。

 

自然の中で伸び伸びと、自由に自分の好きなことをする中で自然と何かを学ぼう、という方針の正反対を突き進むので、これが子ども本人もしくは両親の方針に合わない場合は全くおすすめしません。

 

コストに見合わないだけではなく、PKから通い始めてUKの後半頃に「遊び時間以外のKDI全部が楽しくない」なんて状態になっている子もいるようです。教育費を投じるのは基本的に早い方が良いと思っていますが、子どもに合わせたタイミングがあるようにも思います。

 

 

2.人と関わるのが好きな子

KDIの魅力の1つに「English teacherが各クラスにいる」というのがあると思います。そして先生側から子どもたちと積極的に交流・会話をしてくれているように見えます。ですが子どもの方は十人十色で個性は様々、黙ってしまう子、飛びついて抱っこしてもらう子、年齢・出身地・今住んでいる場所・家族構成等個人情報を聞きまくる子、などかなり大きな個人差があると思います。

 

この世の中、陽キャであることが損となる機会などほぼないと思いますが、KDIにおいてもそれは英語を話す機会という重要な部分に直結してしまいます。消極的な子であってもちゃんと授業を聞いていれば英語力は伸びるわけでダメというわけではありませんが、ただただ勿体ないなあという気になってしまいます。

 

 

3.イベントに積極的な子

夏祭りや運動会、音楽祭など大きなイベント類に関してはみんな楽しそうで積極的ではない子はいないように見えます。ここでのイベントとは「sight words」「readingチャレンジ」「忍者チャレンジ」など日常の授業の中で行われている参加が任意なイベントのことです。

 

授業参観に行くと教室に各種チャレンジ類の進捗がシールやスタンプで分かるようになっている表が張り出されていて、誰が頑張っている、誰が全く参加していない、という情報が一目瞭然です。競争心の強い長女はあらゆるチャレンジ類において誰と競っていて、どこまで進んで、今何位だとかいう話を良くしてくれていたので、楽しく向上心を持って取り組んでくれていることを嬉しく思っていました。

 

半年間縄跳びに挑戦する忍者チャレンジにおいては、年度末に学年全員が集まる場所で1~3位の子がメダルと賞状をもらってきました。「友達と競うように努力して頑張っていろんな飛び方が出来るようになった」→「その結果、皆の前で表彰された」という成功体験が自己肯定感を高めたであろうことは間違いなく、しかもそれは家庭で再現することは不可能です。

 

表彰まではされない各種英語に関するチャレンジも「頑張ったら褒められた」→「次のチャレンジも頑張る」のサイクルがグルグル回っているようです。最初からこのサイクルに取り込まれ楽しく学ぶには、とにかく何事にも積極的に取り組む姿勢が必要で、積極的な子にとってKDIはより一層楽しい園になる気がします。

 

 

4.やりたいことが無い子

KDIはその日やることが全部終わるのは16:30です。そこから最短で迎えに行っても14時頃帰ってくるような幼稚園に通う子より遥かに自由な時間がありません。何か特定の場所、物、事が好きでそれを毎日行きたい、やりたいと思う子にとって、KDIはストレスになりうると思います。

 

何かにこだわることもなく、特別何か好きな物事がない、というのは大人になってみれば無趣味でマイナスイメージに捉えられかねませんが、やりたいことが無い子こそKDI向きだと思います。

 

 

親・家庭のことを含めるともっと他にもありそうですが、とりあえず子どもに焦点を当てるとこんな感じな気がします。1~3はKDIに向くというよりあらゆる場面でそりゃその方がいいよね、という話になってしまいましたが、通ってみたものの子どもに合わなくてKDIが良い思い出にならなかった、となるような人が減ることを願っています。

4人目を望まなくなった話

皆様こんばんわ

 

我が家は5人家族で子ども現在6歳、4歳、1歳で2学年差→3学年差という構成です。子どもが3人欲しいという私の要望に妻が乗ってくれた、という感じだったと思います。さて今回は子どもが3人いる家庭において必ず出てくるであろう、4人目はどうする問題が議題です。

 

私は結婚当初子どもは3人欲しいと思っていましたが、いつしか3人だろうが4人だろうが何人でもOKという考えになっていました。一方で妻は4人目はちょっと間隔を空けてから、という考えのようでした。妻は育休&職場復帰のことを考えると社内政治的にいろいろとあるのは察するに余りあります。

 

つまるところ夫婦共に明確な理由はないけれど子どもを4人持つことに対して前向きだったと言ったところです。ですが最近、私は特に理由はないにも関わらず4人目を育てるビジョンが全くと言っていい程見えなくなってきました。子どもの可愛さを散々目の当たりにしてきたにも関わらず、です。

 

そもそも子どもを望むことに明確な理由なんてある方が珍しく、皆ただ何となく、本能的にそれを望んでいるだけだと思いますが、理由がないゆえに望まなくなった理由も自分自身でイマイチはっきりしません。ということで今回はそれを並べて、客観的に見て、自分の感覚ではなく一般的になぜそうなったのかを考えていこうと思います。

 

考える上で子どもが1人増えることで影響を受ける項目を、

 

1.お金の話

2.自分の話

3.妻の話

4.3人の子どもの話

 

の4項目に分けます。

 

 

1.お金の話

まず現代社会において子どもを持つ最大のハードルに指定されることの多いお金の話です。教育格差を設けないことをモットーの我が家では、余程のことがない限り4人目もKDIに入ることになり、中学受験ルートに進むことになるとお金がかかります。

 

ですが医療費は無償、KDI入園前の保育料も無償、児童手当は3万円支給され、大学費用も一部無償となれば、4人目がいるいないで家計が傾くようなことは無いような気がします。そもそもお金を理由に子どもを作らない夫婦は、普通の保育園に入り、公立小中高を進んだとき、どこにお金がかかると思っているのか疑問にも思います。

 

もちろん子どもが3人の現在ですらイチゴ1パック、バナナ1房、ブドウ1房などが数分で子どもたちの胃袋に収まっていく様を見ていると、子育てにお金がかからないとは到底言えませんが、それで家計が傾くはずもありません。

 

ちゃんと将来的な収支を計算したことはありませんが、仮に4人目がKDIに入って私立中学を選んだとしてもお金の問題はないと思っています。

 

 

2.自分の話

自分のことを考えるとすると、どう考えても「体力と気力」と「自分の時間」が評価対象であろうと思います。

 

今年35歳になりますが、明らかに代謝が落ちて中年太りしたりすることこそないものの、体力も気力も年々衰えていくことを何となく感じます。この状態で4人目を迎え入れたとき、一体どうなってしまうのか?いや無理だろう。というのが4人目を考えられなくなった理由の1つかも知れません。

 

ですが子育てにおいて「やらなくてはいけないこと」は湯水のように絶え間なく湧いてきて、疲れていようがやる気がなかろうがそんなの関係がありません。今ですらそう思っているわけなので、どうにもこれが決定的な理由だとも思えません。

 

続いて自分の時間についてですが、平日20~21時頃に子どもたちが寝静まった後、最近ほとんど家事参加をしていない私は寝るまで自由な時間があります。夫婦2人で取り掛かって1時間で家事を一切合切片づければ共に2~3時間はゆっくりできる。

 

そして度々話題に登場する私の変則的な勤務体系によって、私が平日日中に家で仕事をせずに過ごしている確率は80%の確率です。今でこそKDIの送迎に奔走していますが、これがなくなれば全員を送り出した8時から迎えに行く17時まで、家事を一通りこなすとは言え1日フリータイムです。

 

この大学生よりも自由に過ごす時間がある私が、子ども作ると自由な時間が減っちゃって…なんて言えるはずありません。よって自分自身のことを考えると身体的なキツさはあれども致命的に4人目を考えられない理由は見当たりません。

 

 

3.妻の話

長男が逆子だったので2,3人目は帝王切開となりました。3人目の出産直前に子宮筋膜が非常に薄くなっていたことを考えると、4人目、帝王切開による3人目の出産はこれまでよりリスクがあるのは間違いないと思います。

 

また3人産んで3回の育児休業&職場復帰を繰り返しているので、その後社内で快適に過ごすにはそれ相応の努力や要領の良さ、人付き合いの良さが必要になることは確実です。

 

これらどちらも私にはどうすることも出来ない妻のみが大変な目に遭う事象ですが、4人目を作らないという選択をすれば解決できることも4人目を考えられなくなった理由の1つな気がします。産めるものなら本当に変わってあげたいと1人目の時から思っていました。

 

ですが、その大変な目に遭う妻本人が4人目に対して前向きであるとすると、これら苦労を過大評価しているということは無いにせよ、4人目を持つ幸せがそれを上回ると妻は感じているとすれば、これも決定的な理由になりません。

 

 

4.3人の子どもの話

長女はまだ次女が生まれないうちから、「赤ちゃんが欲しい」と言っていた気がしますが最近は言っていないことから考えると、やはりまだ彼女の中では次女が赤ちゃんなんだろうと思います。

 

子どもが4人目を、更なる弟、妹を望むことが家庭方針を決定づける要因になることはほぼないと思いますが、もう1人子どもが増えたとき、今いる3人の子どもに割ける時間が減ることは確実です。子どもに割く時間は限度こそあると思いますが多い方が良いはずです。

 

更に問題なのは3人がそれぞれ習い事を2つずつ抱えて中学受験も考えるという方針がそもそも完遂出来るのか見通せない今、もう1人増えることがそれに与える影響が無視出来るような小ささではないような気がします。

 

どこかのタイミングで、4人目がいなければもっとこれが出来た、なんて発想に至る親は親ではありません。そうならないように何とかするのが親です。でもそれが起こりえないと言える根拠がないのが現状で4人目を望むことは3人の子どもにとって幸せか否か、それに自信が無いことが4人目を考えられない理由の一つにあると思います。

 

ですが今の家庭内を見る限り、子ども3人で毎日遊んでいる姿を見ると、兄妹が増えることで金銭面などによって自身の将来の可能性、進路を狭めるようなことが無いのであれば、ただただ子どもたちは楽しさが増えるだけのようにも思えます。子どもたちが可哀そうだからこれ以上は作らない、とはどうにも明確には言えません。

 

 

こうして改めて考えてみると、やっぱり望む理由も明確ではない一方で望まない決定的な理由もありません。何かにつけて「勢いが大事」などと適当なことを言われがちですが、子どもに関しては致命的な理由がないのであれば勢いこそ全てな気がしてきます。

 

私たち夫婦において妊娠に苦労した経験がないことも、その大切な「勢い」が損なわれている理由の一つだと思います。望めばいつだって叶うはずだから急ぐ必要はないと。

 

きっとこのまま明確な理由はないまま、子どもが生まれるか、年齢的なリミットを迎えるか、どちらかに転ぶまでフラフラとし続ける気がします。

KDIに3年間通った感想

皆様こんばんわ

 

現在も自由登園期間なので登園していますが、先日卒園式が執り行われ今月を以って長女がKDIを卒園するため、とりあえずKDIについて3年間通った感想でも述べていこうと思います。

 

「KDIに通った場合の長女」と「普通の保育園に通った場合の長女」2人が同時には存在出来ないので、さほど説得力のある根拠はない本当に感想と言った感じになる気がします。

 

結論としては、Kids Duo Internationalを選んで良かったと思っています。

 

まずKDIに通い始めた当初、親が背負う最大のリスクは子どもが行きたくないと言い出すことだと思います。入園金だけでなく制服やその他のアイテム一式を揃えた上でそれを言われると精神的・金銭的にキツイのはもちろん、共働き世帯においてはすぐに別の保育園が見つかるわけでもないので仕事にも影響が出て、どこまで子どものことを優先するか非常に頭を悩ますことになる気がします。

 

そんな心配をよそに、長女は行き渋ることもなく、むしろ日曜日の午後には「明日やっとKDIだ」と楽しみにしていたくらいだったので、これだけでも十分KDIを選んで良かった、と。ですがそうも言ってられず、やはりKDIで得たものとは何か、高い授業料に見合っているかという話になってしまいます。

 

KDIにおいて通常の幼稚園/保育園ではやってくれないであろうことが色々とありますが、KDIが主張する魅力は結局のところいつだって英語・知育・運動の3つです。

 

まずは英語です。英語力向上について何を以って成果があったと語るかはKDIに限らず英語の習い事や留学などあらゆる場面で問題となる気がしますが、English teacherが常にいる環境で身に付いた最たる成果は「英語に対する意識」な気がします。

 

私のような中学校から英語を学び、今現在全く話せない人間からすると、英語に対する敷居は非常に高く感じられ、苦手意識の塊と言って過言ではありません。一方の長女は私から見ると英語に敷居を感じているようには見えません。

 

English teacherはいつもEnglishで話す、クラス担任は日本語を話す、友達は家でパパママとチャイニーズで話しているらしい。そして自分は家でもKDIでも日本語とEnglishで話す、と。英語を「科目」として考えるのではなく、単に人が使う言語のうちの一つと思っているように見えます。

 

なので逆にいろいろな言語を話す人をリスペクトしてるようにも見えません。英語・日本語・フランス語・中国語全てを話せる人がいたら多くの人がすごい!羨ましい!と思うと思いますが「4か国語も話せる人」ではなく「4か国語を話す人」というニュアンスで考えているように見えます。

 

もちろんそんなのは言語習得の大変さを知れば覆る考えですが、少なくとも現時点で英語に対する敷居が非常に低いことは明らかです。一度持った苦手意識をその後に変えることの大変さを考えればKDIに通って得た大きな成果だったと思います。

 

 

次に知育です。これに関しては評価が非常に難しいところですが、小学受験を目的としてKDIに通う世帯もあることを考えれば、普通の幼稚園/保育園では身に着けることが難しいであろう何かがあったはずです。

 

「計算問題をめちゃくちゃやります!成果物は計算速度です!」という話であれば成果を実感しやすいですが、「考える力」を前面に押し出したカリキュラムにおいて得た非認知能力はその名の通り成果として非常に見えにくく、でもそれは目に見える成果より遥かに重要なのは間違いないと思います。よって知育においてKDIに通って良かったと実感するのは難しい、もしくはもっと後になってからな気がします。

 

 

最後に運動です。走るフォーム、ボールの投げ方、その他あらゆる運動の動作を「今日忍者でこれやった」と家で披露してくれる内容を見る限り、本当に多岐に渡って学んできたと思います。

 

でもそれで習得した技能はKDIによる指導が無ければ出来なかったのか、普通に園庭で遊びまわっていれば身に付いていたのではないか、そもそも単純に運動神経依存なのではないか、という考えも出来ます。

 

これも知育と同様に明確な成果として言及しにくいところですが、我が家においてはKDIの運動指導は成果があったと思っています。

 

まず走るフォームが傍から見ていて良くなったと実感します。走る姿を撮影したコマ送りの画像で改善すべき点や良い点などの親へ情報共有があったりと、走るフォームに関して手厚いKDIですが、確かにフォームは綺麗になりました。これはただ鬼ごっこをしていただけでは変わらなかったと思います。

 

走るフォームがめちゃくちゃでも足の速い子はたくさんいると思いますが、このフォーム指導によって長女の持つポテンシャルにおいて最速で走れるようにしてくれたであろうことは間違いなく、結果として短距離を全力疾走するのも好きな一方、シャトルランが一番好きという自分の子とは思えない趣向になりました。

 

またKDIとは別でセントラルスポーツにて体操を習っていますが、LKの2月から始めてから現在までの1年2か月の期間において、鉄棒は空中逆上がり、跳び箱は8段の全項目、マット運動は倒立ブリッジまで出来るようになり、この成果は週1回1時間=1年2か月で約60時間のセントラルによる体操指導のみによるものではなく、KDIでの運動指導がベースにあった成果だと思います。

 

 

 

そもそもカリキュラムによってどういった方針で指導していくかを知った上で入園するわけですが、英語・知育・運動いずれにおいても「もっとこうしてくれればいいのに」と不満に思う点がないのも良かったと思う点の1つです。

 

より英語に力を入れて欲しいと思う人もいるかも知れませんが、今後日本の中学受験を戦う上でバイリンガルという中途半端さはむしろ好都合でした。知育による非認知能力特化も、自分に合うスポーツを見つけるべくあらゆる動作を学ぶ忍者の方針も全て我が家には刺さった内容でした。

 

 

概ね上記の理由でKDIに通って良かったと思っています。こういった話を「KDI入園の検討材料になれば」というモチベーションで書くなら次年度が目前の今ではなくもっと早く書くべきな気がしてなりませんが、もうすぐお子様がKDIに通う予定の方々が4月以降をより楽しみになれば良いなと思っています。

激変した我が家の習い事事情

皆様こんばんわ

 

昨年の秋頃から我が家はIBSに通う大前提で先々を考えていました。IBSと同じくらい英語に傾倒する点では変わりませんが、IBSがなくなったことで選択肢はいろいろと広がりました。

 

まず現状土曜日に習っている体操と水泳は、IBSとの両立は難しいと考えていましたが、これをどちらも続けることが出来るようになりました。なのでそれぞれ習い始めた時の目標通り、水泳は25m泳げるようになるまで、体操はバク転が出来るようになるまで、どちらも完走できそうです。バク転の方がハードル高すぎでは?と思いますが、一番好きなのは体操のマット運動なので問題なさそうです。

 

長男の習い事も土曜日にピアノ+水泳をやっているので、姉のIBSの煽りを受ける可能性が大いにありましたがこれも解消されました。来年からLKで依然として平日での習い事は厳しいので現状維持です。

 

長女は「英語+水泳+体操」

長男は「英語+水泳+ピアノ」

 

次女は「(風呂場で)水に強い」「姉を真似してマット運動に積極的」「兄弟の中で最もピアノのおもちゃを触る」など、どれでも良さそうないい気がするのであと1年半は様子見です。

 

習い事は小学3年生までに決着をつけ、その後中学受験に向かうとすれば、後はもう中学生になってからの話です。部活をやるのか、何か好きなことをやるのか、何か習い事に通うのか、本人のご要望に全て応えるだけで良いので簡単です。

 

こう考えると親が子どもの習い事に頭を悩ませる期間は本当に短い。でも習い事で身に着けたスキルを維持するための努力は子どもが手を離れるまで終わらない。その維持に最も必要なのは「親と子の良好な関係」だと思うので、嫌がる子どもを強引に習い事に連れていくことは長い目で見ると本当に悪手なんだと思います。

「やれば出来る」はいずれ「出来ない」に変わるという話

皆様こんばんわ

 

これまでKDIの年度最後のイベントは音楽会でしたが、今年は忍者リーグファイナルとスピーチコンテストがありました。

 

忍者リーグファイナルは今年から始まったわけではなく、コロナによる影響で過去2年間実施されていなかっただけでした。N以外の全学年入り混じりチームスポーツする「忍者リーグ」は日常的に園で行われていて、その最終戦「忍者リーグファイナル」は親見学ありで運動会と同じ会場でやりました。(私は仕事都合で見に行けませんでした)

 

終戦の種目はドッジボールで、長男はボールに一度も触ることなく全部避けて優勝に貢献(?)、長女は勝てなかったものの取って投げて活躍の場があったようで、2人とも楽しかったようです。

 

スピーチコンテストはUKを対象に、KDIでの思い出について英語で1分間スピーチした動画を送るという形式でした。参加は任意で、取り組む熱量も各家庭様々だったと思いますが、我が家は提出2日前に突如練習が始まり何とかギリギリ提出に間に合ったといった感じでした。

 

KDIやる気スイッチグループ系列の年長全員が対象で参加者は全国で170人くらい、その中でファイナリスト31名が選ばれ、そこから優勝者含め各賞が選出されるようです。長女は特に賞を獲得したわけではありませんでしたが、突貫工事だった割にはファイナリストには残って友達と一緒に写真掲載されて満足した様子でした。

 

 

スピーチコンテストの参加は主に本人がそもそも乗り気だったことと妻の意向によるもので、私は正直そこまで参加することに魅力を感じてなかったわけですが、結果的に長女の満足そうな姿を見ると、こういう「やってもやらなくてもいいこと」を如何に楽しめるかは大切だと痛感しました。

 

「任意参加」だけでなく、そもそも今後の学校生活において「やる気を出す出さないは任意」の連続であることは間違いないと思います。運動会でもマラソン大会でも、普段の授業やテストにおいても、遠くから冷めた目で見ていることはいくらでも出来るわけです。

 

自分の得意分野、活躍が出来る種目であればそれなりにみんな積極的になるのは分かります。しかし得意不得意に関わらず自分なりの向き合い方で参加して、イベントを楽しもうという姿勢は学校生活の思い出の数だけではなく、その後の人生においても重要な気がします。

 

ここで唐突に専業主婦ディスとも捉えれられない話になりますが、「料理」なんてのは間違いなく誰にでも出来ます。一昔前は料理が上手or下手という概念があったかも知れませんが、今や料理系youtuberがしのぎを削りレシピを公開し、プロの料理人ですらレシピ・作り方を解説していて、見たそのままを作ればいい時代です。

 

よって料理をしない人は「出来ない」のではなく「やれば出来るけどやらないだけ」なのは間違いないと思います。そして料理をしない人の多くがその通り「自分はやれば出来るけどやらないだけ」と思っているわけです。だから「今日は簡単にうどんでいいよ」みたいなネタが度々炎上するんだと思っています。

 

ですがやる気を出さない期間が長くなれば長くなるほど、「やれば出来る」の「やれば」がいつか起こり得なくなり、確かにやれば出来る、でも「やる」ことが絶対にないので結局「出来ない」と一緒になると思います。

 

この「やれば出来る」は料理だけではなくあらゆる場面に存在して、定期的に「やれば出来る」ではなくて「やってみた結果やっぱり出来た」を経験しておかなければ本当に何も出来ない人、何もしない人が完成すると思います。

 

仕事以外の一切にやる気を出さない男性は家庭内において最初は「何もしない人」だったのがいつか「何も出来ない人」になる、でもいつまでも「やれば出来る」と思っているので自分がやりもせず出来もしないことを簡単に否定するでしょう。

 

もう大人になってしまえば「やる気を出す」ことにどれほどのエネルギーを要するか誰もが知っているはずです。子どもの頃から行事とは呼べないような小さなイベント事にも積極的に参加して楽しみ、何に対しても「やる気を出す」習慣は、もう後からでは取り返しのつかない価値になり得ると今回のスピーチコンテストに参加する子どもを見て思いました。

 

KDIに限らずこういう機会があれば子どもたちに参加を促し、親も参加できるようなことであれば自分も積極的に関わっていこうと考えを改めさせられるKDI最後のイベントでした。

IBSを断念して次はどうするのか

皆様こんばんわ

 

今回はIBSを断念した結果がなぜ「どこにも通わない」なのかと言う話です。IBSに通えなかったことは残念ではありましたが、それほど大きな問題と捉えることもなく、もちろん気落ちするようなこともなく、当初の予定を諦めるつもりはありません。(何しろ一次試験の内容は「国語+算数」のテストと「エントリーシート」です。子どもの英語力を鑑みて入塾を断られたわけではありません)

 

私たちが家庭学習を選択するに至った最大の理由は、IBSがどのようなことをやる英語塾なのかをほぼ理解した上でそれなりに再現できると思っているからです。塾の説明会において、この塾では一体どのようなことをやるのかを説明するのは当たり前ですが、IBSにおいてもその説明会を聞き、配布される資料を読むとIBSでは下記の方針であることがすぐに分かります。

 

1.多読を推奨していて中学受験との両立にはハリーポッターを難なく読める程度の英語力(英検2級相当)が必要だとしていること

 

2.多読に必要な英単語は日本語を介さず英英辞書のように別の英文で説明出来る程度の理解が必要だとしていること

 

簡単に言うとこの2点に集約されると思います。

 

英単語を日本語を介さずに理解し、それを用いてたくさんの本を読み、ハリーポッターがすらすらと読めるようになる。これを生徒に達成させるのがIBSの提供するサービスであり、同じ到達点に達することが出来ればIBSに行かずとも良いと思っています。

 

もちろん一般家庭ではとても不可能な量の洋書を有していたり、その洋書の中から生徒のレベルに合ったものを選ぶノウハウがあったり、学習の進捗を確認するためのテストを毎週行ってくれたりと、IBSに通うにはそれ相応の価値があると思います。

 

ですが読書による英語力の維持向上を掲げている点においては、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションであったり、英語によるディスカッションを売りにしている英語塾より遥かに家庭での再現性があると思います。

 

 

まず最初の目標は英検3級です。IBSの到達目標はハリーポッターをすらすらと読めるようになることであり、英検2級に受かることが中学受験と両立できる条件としているわけではありませんが、進捗度合いを測る上では英検で良いという見解でした。昨年の6月頃に3級を受験した際、自己採点の結果としてはリスニングとリーディングは合格圏に達していたと思いますが、ライティングを事前に一切対策することなく挑んだため、ほぼ白紙で不合格でした。

 

ですが5級,4級について合格はしているものの、そこで出てくる英単語を他の英文で説明できるほどの理解度があるか、長文をスラスラと読める英語力を持って合格したかは分かりません。なので3級だけに照準を合わせるのではなく、低いレベルのものからIBSが求めているような水準で、「英語で理解する単語力」と「読解力」を身に着けるための教材がそれぞれ必要です。

 

それに加えてIBSの環境を再現するには理解度を確認するためのテストを用意する必要があります。読解力のための教材には文章を読んだ後、内容を分かっているか確認する問題がついていることが多いですが、単語は覚えたとしても定期的に確認が必要になります。

 

そしてそれらの力を身に着けた上で毎日たくさんの洋書を読む必要があるので、当然洋書も必要になります。

 

そしてもう1つ必要なものが目標設定です。小学3年生6月の英検で2級合格を最終的な目標として、準2級はいつ、3級はいつ、そのために月毎に何をやる必要がある、と目の前の目標設定が必要です。IBSでは英語力ゼロからスタートしても入塾から最初の3回の英検受験で5級→4級→3級の全戦全勝する程のスピード感を求めていて、そんな暑苦しいIBSによる熱血進捗管理が無ければ簡単に甘えそうですが、何とかしなければなりません。

 

以上のことから我が家においては必要なものは以下の通りです。

 

・単語学習用の教材

・単語の確認テスト

・長文読解用の教材

・多数の洋書

・目標とやる気と気合い

 

 

もちろん週1回のIBSでの授業を完全に再現は出来ません。しかしそこでは単語の説明や長文読解を行っているとすれば、上記の用意が出来て、毎日1時間に及ぶ家庭学習と読書を継続することが出来れば、だいたいIBSを再現出来るだろうと考えています。

 

ここまでしてIBSにこだわる理由は前回述べた「全力を尽くして後悔を避ける」という点もありますが、長女が読書好きで就寝前の読書習慣がすでにあることも大きな理由の1つです。

 

仮に長女でIBSのようなやり方が良かったとしても、長男に同じ学習方法をさせようとは到底思えません。じゃあ何なのかとなるとこれまた悩ましい問題ですがあと2年あるのでゆっくり考えることにします。

 

仮にIBSに入塾することが出来ればKDI→IBSの一連の流れによってどのような成果を得ることが出来たか、IBSが適切だったか、と後々評価することが出来て、KDI卒園後の進路に悩む人の参考になれただろうと思うと残念ですが、ここから先は「KDI卒園後に塾から強制されているわけでもないのに1日1時間家で英語の勉強をした結果どうなったか」という参考になりそうもない話になる見込みです。

 

皆様がどのような家庭の方針・思想でどのような進路を選んだか、大変興味があるので暇な方はX経由でマシュマロを投げてもらえると非常にうれしいです。

KDI卒園後の英語教育について

皆様こんばんわ

 

これまで散々長きに渡り考えてきたKDI卒業後の英語力維持について、我が家では「早稲田アカデミーIBS」(以後IBS)に通うことを目指していました。ですが、IBS担当者からの情報を全て信じるとすれば、入塾の倍率は20倍にも達しており、結果としては一次試験に落ちて通うことは叶いませんでした。

 

そこで我が家の選択は「英語関連の習い事には通わない」という極論に至りました。これに至った経緯は非常に長く、思いつくままに書くとめちゃくちゃなことになりそうなので、とりあえずまずは何故IBSへの入塾を目指していたのか、という話から始めます。

 

STEP1「中学受験をするorしない」

まず初めに中学受験をしないのであれば、小学生の6年間、英語教室を選び放題で子どもに合わせて様々な選択肢があると思います。ネイティブがいる学童も良し、ネイティブとディスカッション形式の教室も良し、楽しくエンジョイイングリッシュも良しです。

 

ですが我が家においてはまずここで中学受験をすることにしました。することに決めただけでは特に何も起こらないと思うかも知れませんが、極端な思考に走りがちな我が家はこの中学受験への取り組み方次第でとてつもなく選択肢が狭まることになりました。

 

STEP2「もし英語をやっていなければ…と後悔するorしない」

STEP1のように好きに英語関連の習い事を続け、小学3年生以降に中学受験対策の塾に通い始めたとして、そのままいよいよ小学6年生となり試験本番を迎えたとします。縁起でもない話ですが、その結果「あと一歩のところで目標に届かなかった」とします。この時、もし英語に費やした時間を受験勉強に充てていれば、と後悔するでしょうか。

 

英語力の維持を最優先にして、その中で出来る限りの受験対策をやって受かったところで良しとする案も相当有力です。英語力が身についたままの状態で中学に入り、高校・大学受験に向かっていくわけなのでかなり有利に戦っていけそうな気がします。

 

ですが、もし前述の問に後悔してしまうと夫婦どちらかが思うのであれば、そしてその後悔は避けるべきだと考えるのであれば、小学3年生の夏頃にはもう英語教室に通うことが出来なくなります。

 

私たち夫婦は結局のところ「後悔するだろう」と考えました。子どものポテンシャルに対して極大の結果を目指すべきだろう、と。そしてここからこの「後悔するorしない」という判断基準が重要になっていきました。

 

STEP3「英語を諦めるor諦めない」

STEP1,2の結果から、小学3年生の夏以降は英語教室に通うことは出来なくなり、残された時間は小学1年生~3年生の夏までの2年半弱しかありません。当然、この短い時間しかないのにも関わらず、何かしらの英語教室に通うことに意味があるのか、という話になります。

 

「通わない」という選択が「何もしない」とイコールであるとすればそれは「英語を諦める」に直結します。KDIで過ごした3年間で随分と上達した英語力を手放すことになります。金銭的な後悔もあるかも知れませんが、単純にそのスキルを失うことが自体が勿体ないと誰もが思うでしょう。

 

ですが「通う」を選んだとしてもその後3年半の間、中学受験に傾倒するわけです。やる気スイッチグループ系列のチャイルド・アイズ担当者曰く、1年離れれば流暢さは失われる、という話でした。3年半も離れたとき、何が残っているでしょうか。全くのゼロとは言わずともKDIに3年間+小学1~2年の間の計5年間で身についたほとんどを失っていてもおかしくはないと思います。

 

つまるところ「通う」「通わない」どちらを選んでも、中学受験に全力を尽くす時点で「英語を諦める」を選んだことになってしまうように思えてしまいます。がしかし「通わず何もしない」を選ぶと英語力の維持と中学受験の両立に挑戦せずに諦めたことを将来後悔する可能性は非常に高いことから、後悔しない可能性に賭けるとすれば、3年半で英語力が失われない可能性を信じて「通う」を選ばなければいけないのが我が家の選択でした。

 

STEP4「最善を尽くせば後悔はない」

我が家が1つたりとも後悔せずに済むルートは「中学受験を経ても失われない英語力を小学3年生までに身に着ける」以外に残されていません。ですが、これが叶う可能性は誰の体感でも低いことは明らかだと思います。英語が全く出来ない私からするとより一層、そんな上手く行くと思えません。

 

ですが、「最善を尽くさなければ後悔する」と言うことは「最善を尽くせば後悔はしない」とも言えます。小学1~2年は「失われない英語力のために最善を尽くす」小学3~6年は「中学受験に最善を尽くす」これであれば結果がどうであれ、私たち夫婦は後悔しないだろうという結論になりました。

 

もちろん小学生も半ばになれば子ども自身にもいろいろと思うことがあるかも知れませんが、何を言い出すかわからないので、そうなればその時に考えるとして、今は夫婦としての最善の選択を考えます。

 

STEP5「失われない英語力のために最善を尽くす」

小学1~2年生における「失われない英語力のための最善な身の振り」とは一体何でしょうか。KDI卒園後にKids Duo学童保育へ通う人は多数いるかと思いますが、Kids Duoに通っているだけでそれが最善と言えるでしょうか。

 

そんな時に妻が見つけてきたのが冒頭の「早稲田アカデミーIBS」です。これを知ったがゆえに他の選択肢が「全力を尽くしたとは言えない」となってしまったとも言えます。

 

IBSに関する詳細についてはHPを見て資料請求をするのが一番良いので省略しますが、個人的にIBSの最も重要なところは「毎日1時間の英語学習をしろ」と言っている点です。

 

「小学1年生が毎日1時間の英語学習をする」これが如何にハードなことかは子育てをしている誰にでも分かると思います。ですが、IBSはそれを前提とした上で「中学受験」と「英語」は両立出来ると主張しています。大手学習塾の策略にまんまと乗せられて、と思うかも知れません。ですが他の英語教室においてこれ程厳しい課題を課してくるところは見当たりません。

 

仮にIBSよりも緩い英語教室に通った後に受験を経て何も残らなったとき、IBSが課すハードルに挑んでいればどうなっていただろうかと後悔する可能性がある一方、IBSに通って受験を経て何も残らなかったとすれば、それはもうどうすることも出来なかったのだ、と。つまり最善を尽くしたと言えると私たちは考えました。

 

以上のことから私たちは2024年3月から小学3年生までIBSに通い、そこから中学受験を目指そうという方針でした。ですが結果としては入塾そのものが出来なかったので、上記のことに挑戦することすら出来なくなったというわけです。

 

そこで私たちが次に選んだのはいわゆる「おうち英語」です。もちろん他の英語塾に通う可能性が無いわけではありませんが、私たちが掲げる目標に対してIBSに続いて最も効率的なのがこれであろうという結論に至った経緯は、上記の何故IBSを目指したのかよりも長くなりそうなので一旦ここまでにします。それではまた。