4歳から始める中学受験

キッズデュオインターナショナル(Kids Duo International)に関連したあれこれはTwitter(@ganetter365)で呟いています。

褒め方で成功した気がする話

皆様こんばんわ

 

世の中には「子育てはこうすべき」とか「子育て成功の秘訣」だとか、本当にくだらない情報で溢れかえっているわけですが、今回はそのうちの1つになってしまうであろう、私が子育てをしている中で明確に、これは上手く行ったなーと思えた褒め方の事例についてです。

 

よく成果・結果を褒めるのではなくプロセス・努力を褒めるべきだという話は耳にするかと思います。散々出回る子育て理論を疑ってかかっている私ですが、頑張って努力した過程を含めて褒めるべきだということ、これは本当だったという話です。

 

子どもが何か新しいことを始めるとき、当然最初から上手く行くことばかりではないので、出来ないことが不満で「もうやりたくない!」みたいに早々に放り投げようとすることがあると思います。プロセスや努力を褒めてやる気を出させようとしても、とりあえず多少なりともプロセスを踏んで努力してくれなければ褒めようがありません。

 

現在5歳の長女にも以前はそんなことが何回かありました。こんなの出来ない!もういやだ!みたいなやつです。ですが最近はそういう類の発言はほとんど聞かれなくなり、何しろそれを言われても私が完璧に打ち返すことが出来るようになったのです。

 

まず長女は1つ乗り越えた壁がありました。2022年1月から水泳を始めて、もちろん当初は顔を水につけることも大変だったわけですが、数か月で潜れるようになり、そこからはプールが楽しくなったように思います。

 

1年くらい前のある日、そんな長女がお絵描きをしているとき、私はなぜか☆の書き方を伝授しました。「10時→2時、7時→12時、5時→10時」と時計を置いて何度も唱えながら一緒に書きました。でもすぐに順番を忘れてしまうようで、出来ない出来ないと嘆いているので

 

「最初は水に顔をつけられなかったでしょ。でも毎週行って何度も何度も頑張ったらもう潜れるようになってプール楽しいでしょ。何度も頑張ってやればすぐ出来るようになるんだから大丈夫だよ」

 

みたいなことを言った気がします。当然ですが潜るよりも遥かにハードルが低い☆の書き方など、翌日には出来るようになったとドヤって来ました。

 

そこから逆上がりでも壁倒立でも縄跳びでも、ありとあらゆる場面で、「前はアレが出来なかった→でも頑張って練習した→すぐに出来るようになったよね」と過去に頑張って出来るようになった話題を掘り返して来ては、「これもどうせすぐにできるようになっちゃうんだろうなー」などとおだてまくることが常習化しました。

 

こんな芸の無いワンパターン戦法でずっとやってきましたが、最近になってよく考えれば現在長女が挑んでいる空中逆上がりについては「出来ない出来ない」と私に嘆くことはなく「頑張って練習してるんだ」としか言ってきていない気がします。

 

どうせ嘆いたところでいつもと同じことしか言ってこないからと見抜かれている可能性もありますが、その他現在挑戦中の事柄に関しても全部自主的に努力を積み重ねているように思います。

 

味を占めた私は最近これを英語の勉強でも多用しています。最初は運動での成功を例に、英語も毎日コツコツやっていれば、プールや体操と同じように出来るようになっちゃうんじゃないのーといういつものくだりですが、英語だけで考えても以前より明らかにいろんな文章が読めるようになったよね、と。毎日毎日コツコツ頑張ってるもんねーと。

 

それでも運動系とは異なって、これまで取り組んできた英検対策は5歳児には難しいことが多く、率先してやる気になるとまではいきませんが、様々な英文を読むことには積極的になり、読んでる姿を見せてくれればこちらも褒めておだてやすくて仕方がありません。

 

もちろん子どもの性格にもよりますが、大体の子どもは何かが出来るようになったらそれを親に見せたがるものだと思います。その時にその成果を褒めると同時に、これめちゃくちゃ頑張ったもんねーと、努力あってのその成果だということを子どもに印象付けることが大事な気がします。

 

 

 

長女と私はそんな関係が長く続いているので、次は長男にも水平展開しようという話になります。「努力して出来た」よりも「なんか知らないけど出来る」ことが多くて褒めるネタに悩んでいましたが、最近長男も水泳で潜れるようになり、進級という結果を明確に残しました。長女と同じ手法が使えるようになったのです。

 

それに加えて、毎日取り組んでいるワークの中で、数字の「3」が以前は真ん中の部分で来た道を戻ることが出来ずヘビみたいな形でしか書けませんでしたが、最近はちゃんとした立派な「3」を書けるようになりました。当然ここぞとばかりに「毎日たくさん3書いたもんね!最初はヘビだったけど、今良い感じの3だよね!頑張って練習したから書けるようになったもんね!」と努力と結果を褒めちぎりました。

 

とりあえず私は今後、この2本槍を持って、長男が何か苦戦する事柄に出くわしたとき、ひたすら潜れるようになった話と「3」の話をすることになるでしょう。長女は乗せられやすい性格なだけで長男には何も響かない可能性もありますが、子どもと同じく私も一度経験した成功体験は繰り返しやってみたくなるものです。

 

こんなことばかりをしていると子どもは一体どうなるのか、今後数か月置いてからまたそれまでを振り返って、上手く行ったのかどうか考えてみようと思います。