4歳から始める中学受験

キッズデュオインターナショナル(Kids Duo International)に関連したあれこれはTwitter(@ganetter365)で呟いています。

4人目を望まなくなった話

皆様こんばんわ

 

我が家は5人家族で子ども現在6歳、4歳、1歳で2学年差→3学年差という構成です。子どもが3人欲しいという私の要望に妻が乗ってくれた、という感じだったと思います。さて今回は子どもが3人いる家庭において必ず出てくるであろう、4人目はどうする問題が議題です。

 

私は結婚当初子どもは3人欲しいと思っていましたが、いつしか3人だろうが4人だろうが何人でもOKという考えになっていました。一方で妻は4人目はちょっと間隔を空けてから、という考えのようでした。妻は育休&職場復帰のことを考えると社内政治的にいろいろとあるのは察するに余りあります。

 

つまるところ夫婦共に明確な理由はないけれど子どもを4人持つことに対して前向きだったと言ったところです。ですが最近、私は特に理由はないにも関わらず4人目を育てるビジョンが全くと言っていい程見えなくなってきました。子どもの可愛さを散々目の当たりにしてきたにも関わらず、です。

 

そもそも子どもを望むことに明確な理由なんてある方が珍しく、皆ただ何となく、本能的にそれを望んでいるだけだと思いますが、理由がないゆえに望まなくなった理由も自分自身でイマイチはっきりしません。ということで今回はそれを並べて、客観的に見て、自分の感覚ではなく一般的になぜそうなったのかを考えていこうと思います。

 

考える上で子どもが1人増えることで影響を受ける項目を、

 

1.お金の話

2.自分の話

3.妻の話

4.3人の子どもの話

 

の4項目に分けます。

 

 

1.お金の話

まず現代社会において子どもを持つ最大のハードルに指定されることの多いお金の話です。教育格差を設けないことをモットーの我が家では、余程のことがない限り4人目もKDIに入ることになり、中学受験ルートに進むことになるとお金がかかります。

 

ですが医療費は無償、KDI入園前の保育料も無償、児童手当は3万円支給され、大学費用も一部無償となれば、4人目がいるいないで家計が傾くようなことは無いような気がします。そもそもお金を理由に子どもを作らない夫婦は、普通の保育園に入り、公立小中高を進んだとき、どこにお金がかかると思っているのか疑問にも思います。

 

もちろん子どもが3人の現在ですらイチゴ1パック、バナナ1房、ブドウ1房などが数分で子どもたちの胃袋に収まっていく様を見ていると、子育てにお金がかからないとは到底言えませんが、それで家計が傾くはずもありません。

 

ちゃんと将来的な収支を計算したことはありませんが、仮に4人目がKDIに入って私立中学を選んだとしてもお金の問題はないと思っています。

 

 

2.自分の話

自分のことを考えるとすると、どう考えても「体力と気力」と「自分の時間」が評価対象であろうと思います。

 

今年35歳になりますが、明らかに代謝が落ちて中年太りしたりすることこそないものの、体力も気力も年々衰えていくことを何となく感じます。この状態で4人目を迎え入れたとき、一体どうなってしまうのか?いや無理だろう。というのが4人目を考えられなくなった理由の1つかも知れません。

 

ですが子育てにおいて「やらなくてはいけないこと」は湯水のように絶え間なく湧いてきて、疲れていようがやる気がなかろうがそんなの関係がありません。今ですらそう思っているわけなので、どうにもこれが決定的な理由だとも思えません。

 

続いて自分の時間についてですが、平日20~21時頃に子どもたちが寝静まった後、最近ほとんど家事参加をしていない私は寝るまで自由な時間があります。夫婦2人で取り掛かって1時間で家事を一切合切片づければ共に2~3時間はゆっくりできる。

 

そして度々話題に登場する私の変則的な勤務体系によって、私が平日日中に家で仕事をせずに過ごしている確率は80%の確率です。今でこそKDIの送迎に奔走していますが、これがなくなれば全員を送り出した8時から迎えに行く17時まで、家事を一通りこなすとは言え1日フリータイムです。

 

この大学生よりも自由に過ごす時間がある私が、子ども作ると自由な時間が減っちゃって…なんて言えるはずありません。よって自分自身のことを考えると身体的なキツさはあれども致命的に4人目を考えられない理由は見当たりません。

 

 

3.妻の話

長男が逆子だったので2,3人目は帝王切開となりました。3人目の出産直前に子宮筋膜が非常に薄くなっていたことを考えると、4人目、帝王切開による3人目の出産はこれまでよりリスクがあるのは間違いないと思います。

 

また3人産んで3回の育児休業&職場復帰を繰り返しているので、その後社内で快適に過ごすにはそれ相応の努力や要領の良さ、人付き合いの良さが必要になることは確実です。

 

これらどちらも私にはどうすることも出来ない妻のみが大変な目に遭う事象ですが、4人目を作らないという選択をすれば解決できることも4人目を考えられなくなった理由の1つな気がします。産めるものなら本当に変わってあげたいと1人目の時から思っていました。

 

ですが、その大変な目に遭う妻本人が4人目に対して前向きであるとすると、これら苦労を過大評価しているということは無いにせよ、4人目を持つ幸せがそれを上回ると妻は感じているとすれば、これも決定的な理由になりません。

 

 

4.3人の子どもの話

長女はまだ次女が生まれないうちから、「赤ちゃんが欲しい」と言っていた気がしますが最近は言っていないことから考えると、やはりまだ彼女の中では次女が赤ちゃんなんだろうと思います。

 

子どもが4人目を、更なる弟、妹を望むことが家庭方針を決定づける要因になることはほぼないと思いますが、もう1人子どもが増えたとき、今いる3人の子どもに割ける時間が減ることは確実です。子どもに割く時間は限度こそあると思いますが多い方が良いはずです。

 

更に問題なのは3人がそれぞれ習い事を2つずつ抱えて中学受験も考えるという方針がそもそも完遂出来るのか見通せない今、もう1人増えることがそれに与える影響が無視出来るような小ささではないような気がします。

 

どこかのタイミングで、4人目がいなければもっとこれが出来た、なんて発想に至る親は親ではありません。そうならないように何とかするのが親です。でもそれが起こりえないと言える根拠がないのが現状で4人目を望むことは3人の子どもにとって幸せか否か、それに自信が無いことが4人目を考えられない理由の一つにあると思います。

 

ですが今の家庭内を見る限り、子ども3人で毎日遊んでいる姿を見ると、兄妹が増えることで金銭面などによって自身の将来の可能性、進路を狭めるようなことが無いのであれば、ただただ子どもたちは楽しさが増えるだけのようにも思えます。子どもたちが可哀そうだからこれ以上は作らない、とはどうにも明確には言えません。

 

 

こうして改めて考えてみると、やっぱり望む理由も明確ではない一方で望まない決定的な理由もありません。何かにつけて「勢いが大事」などと適当なことを言われがちですが、子どもに関しては致命的な理由がないのであれば勢いこそ全てな気がしてきます。

 

私たち夫婦において妊娠に苦労した経験がないことも、その大切な「勢い」が損なわれている理由の一つだと思います。望めばいつだって叶うはずだから急ぐ必要はないと。

 

きっとこのまま明確な理由はないまま、子どもが生まれるか、年齢的なリミットを迎えるか、どちらかに転ぶまでフラフラとし続ける気がします。