4歳から始める中学受験

キッズデュオインターナショナル(Kids Duo International)に関連したあれこれはTwitter(@ganetter365)で呟いています。

KDIに3年間通った感想

皆様こんばんわ

 

現在も自由登園期間なので登園していますが、先日卒園式が執り行われ今月を以って長女がKDIを卒園するため、とりあえずKDIについて3年間通った感想でも述べていこうと思います。

 

「KDIに通った場合の長女」と「普通の保育園に通った場合の長女」2人が同時には存在出来ないので、さほど説得力のある根拠はない本当に感想と言った感じになる気がします。

 

結論としては、Kids Duo Internationalを選んで良かったと思っています。

 

まずKDIに通い始めた当初、親が背負う最大のリスクは子どもが行きたくないと言い出すことだと思います。入園金だけでなく制服やその他のアイテム一式を揃えた上でそれを言われると精神的・金銭的にキツイのはもちろん、共働き世帯においてはすぐに別の保育園が見つかるわけでもないので仕事にも影響が出て、どこまで子どものことを優先するか非常に頭を悩ますことになる気がします。

 

そんな心配をよそに、長女は行き渋ることもなく、むしろ日曜日の午後には「明日やっとKDIだ」と楽しみにしていたくらいだったので、これだけでも十分KDIを選んで良かった、と。ですがそうも言ってられず、やはりKDIで得たものとは何か、高い授業料に見合っているかという話になってしまいます。

 

KDIにおいて通常の幼稚園/保育園ではやってくれないであろうことが色々とありますが、KDIが主張する魅力は結局のところいつだって英語・知育・運動の3つです。

 

まずは英語です。英語力向上について何を以って成果があったと語るかはKDIに限らず英語の習い事や留学などあらゆる場面で問題となる気がしますが、English teacherが常にいる環境で身に付いた最たる成果は「英語に対する意識」な気がします。

 

私のような中学校から英語を学び、今現在全く話せない人間からすると、英語に対する敷居は非常に高く感じられ、苦手意識の塊と言って過言ではありません。一方の長女は私から見ると英語に敷居を感じているようには見えません。

 

English teacherはいつもEnglishで話す、クラス担任は日本語を話す、友達は家でパパママとチャイニーズで話しているらしい。そして自分は家でもKDIでも日本語とEnglishで話す、と。英語を「科目」として考えるのではなく、単に人が使う言語のうちの一つと思っているように見えます。

 

なので逆にいろいろな言語を話す人をリスペクトしてるようにも見えません。英語・日本語・フランス語・中国語全てを話せる人がいたら多くの人がすごい!羨ましい!と思うと思いますが「4か国語も話せる人」ではなく「4か国語を話す人」というニュアンスで考えているように見えます。

 

もちろんそんなのは言語習得の大変さを知れば覆る考えですが、少なくとも現時点で英語に対する敷居が非常に低いことは明らかです。一度持った苦手意識をその後に変えることの大変さを考えればKDIに通って得た大きな成果だったと思います。

 

 

次に知育です。これに関しては評価が非常に難しいところですが、小学受験を目的としてKDIに通う世帯もあることを考えれば、普通の幼稚園/保育園では身に着けることが難しいであろう何かがあったはずです。

 

「計算問題をめちゃくちゃやります!成果物は計算速度です!」という話であれば成果を実感しやすいですが、「考える力」を前面に押し出したカリキュラムにおいて得た非認知能力はその名の通り成果として非常に見えにくく、でもそれは目に見える成果より遥かに重要なのは間違いないと思います。よって知育においてKDIに通って良かったと実感するのは難しい、もしくはもっと後になってからな気がします。

 

 

最後に運動です。走るフォーム、ボールの投げ方、その他あらゆる運動の動作を「今日忍者でこれやった」と家で披露してくれる内容を見る限り、本当に多岐に渡って学んできたと思います。

 

でもそれで習得した技能はKDIによる指導が無ければ出来なかったのか、普通に園庭で遊びまわっていれば身に付いていたのではないか、そもそも単純に運動神経依存なのではないか、という考えも出来ます。

 

これも知育と同様に明確な成果として言及しにくいところですが、我が家においてはKDIの運動指導は成果があったと思っています。

 

まず走るフォームが傍から見ていて良くなったと実感します。走る姿を撮影したコマ送りの画像で改善すべき点や良い点などの親へ情報共有があったりと、走るフォームに関して手厚いKDIですが、確かにフォームは綺麗になりました。これはただ鬼ごっこをしていただけでは変わらなかったと思います。

 

走るフォームがめちゃくちゃでも足の速い子はたくさんいると思いますが、このフォーム指導によって長女の持つポテンシャルにおいて最速で走れるようにしてくれたであろうことは間違いなく、結果として短距離を全力疾走するのも好きな一方、シャトルランが一番好きという自分の子とは思えない趣向になりました。

 

またKDIとは別でセントラルスポーツにて体操を習っていますが、LKの2月から始めてから現在までの1年2か月の期間において、鉄棒は空中逆上がり、跳び箱は8段の全項目、マット運動は倒立ブリッジまで出来るようになり、この成果は週1回1時間=1年2か月で約60時間のセントラルによる体操指導のみによるものではなく、KDIでの運動指導がベースにあった成果だと思います。

 

 

 

そもそもカリキュラムによってどういった方針で指導していくかを知った上で入園するわけですが、英語・知育・運動いずれにおいても「もっとこうしてくれればいいのに」と不満に思う点がないのも良かったと思う点の1つです。

 

より英語に力を入れて欲しいと思う人もいるかも知れませんが、今後日本の中学受験を戦う上でバイリンガルという中途半端さはむしろ好都合でした。知育による非認知能力特化も、自分に合うスポーツを見つけるべくあらゆる動作を学ぶ忍者の方針も全て我が家には刺さった内容でした。

 

 

概ね上記の理由でKDIに通って良かったと思っています。こういった話を「KDI入園の検討材料になれば」というモチベーションで書くなら次年度が目前の今ではなくもっと早く書くべきな気がしてなりませんが、もうすぐお子様がKDIに通う予定の方々が4月以降をより楽しみになれば良いなと思っています。