4歳から始める中学受験

キッズデュオインターナショナル(Kids Duo International)に関連したあれこれはTwitter(@ganetter365)で呟いています。

習い事の取捨選択

皆様こんばんわ

 

KDI卒園後、どのように英語力を維持するのか。この難問に対して我が家ではある程度方針が決まってきました。それについてはまだいくつかのハードルがあるので、その時が来たらその結論に至った経緯等をまとめたいと思っています。

 

振り返れば当初の作戦は、KD学童で何とかする作戦でした。これによれば、土日は基本的にフリーであり、習い事も土日に可能という算段でした。なので、今長女がやっている水泳と体操はそのまま継続して土曜日で続けようと考えていました。

 

しかし今考えている方針で話が進んだ場合、土曜日に習い事を入れることが難しくなってしまいます。もちろん娘が強く望めば話は別ですが、基本的にこれまでは平日KDIで英語、休日に水泳+体操の2つですが、今後平日に英語がなくなるので、休日に英語+〇〇ということになります。水泳と体操どちらも続けることは難しい。

 

 

もしこうなったとき、娘が明確にどちらかが好きと言ってくれればそれを最大限尊重したいと考えています。しかし何事にもこだわりがない長女は、だいたいその日の気分で言うことが異なり、かつ水泳も体操もどちらも楽しんでいることもあり、最終的に娘の出す結論が「どっちでもいい」になる気がしてなりません。

 

もし親がどちらかを推すとすれば、体操と水泳どちらがいいのか。こんな比較的どうでもいい話で妻と30分くらい盛り上がっていた気がします。

 

まず受験を見据えた場合にどちらが有利か、という勝負です。体力という面で言えば、ごりごりに走り込みから行う体操教室でもない限り、水泳の方が体力が付いて受験に役立つだろうということは誰もが思うことだと思います。

 

また、プレッシャー耐性という観点からは体操の方が集中力を要して受験向きな気がしますが、体操のような身体を動かす競技で短時間のプレッシャーと、試験時間中ずっと続くプレッシャーでは性質が異なるような気がして、この耐性を身に着けたいのなら演奏中ずっと頭が真っ白になる恐怖と戦い続ける緊張が続くピアノの方が相応しいという話になり、結果水泳の勝ちです。

 

次に習得した技術の価値が高いのはどちらか、という勝負です。まず比較する技術の難易度を揃えて価値を比較するということが難しいので、議論の前提が全く定まらない不毛な話になります。

 

とりあえず水泳は好きな泳ぎ方で好きなだけ泳げる。体操は最終目標としていたバク転が出来る。という到達点で比較することにしました。細かい設定を抜きにすると、「私泳げます!」と「私バク転できます!」のどちらが価値が高いか、ということになり、希少性からして圧倒的にバク転だろうということになり、結果体操の勝ちです。

 

 

次に身に着けた技術の使用頻度や維持について、という勝負です。得意になったことでも、それを日常的に楽しむことが出来なければ勿体ない気がしてなりません。そしてやらなければ技術を維持できず、結局何の為の努力だったのか分からなくなります。

 

まず水泳は自転車のように一度出来るようになったらそう簡単に忘れることはない気がするので、維持は比較的簡単な気がします。しかしプールへ出向く必要があり、日常的に出来るかと言えば微妙です。

 

次に体操ですが、跳び箱となれば難易度が跳ね上がりますがバク転であれば毎日家でいつでも可能です。しかし水泳より明らかに維持にコストがかかり、毎日でもやらないとすぐに出来なくなってしまいそうです。

 

私は遥か昔から、子どもにピアノを習わせたとしたら、発表会で弾いた曲は毎日お金を払ってでも弾いて聞かせて欲しいと思い続けていました。この理由は以前に書いたような気がしますが、遡るのが面倒なので確認はしません。

 

これと同様の制度設計が出来るような気がします。私もしくは妻の前でバク転をしてくれたら50円あげるとします。毎日1回くるっと回って月1,500円です。毎日最低1回やってくれるのであれば上限は必要ないように思えて、こんなにやることはまずないと思いますが毎日10回やって月15,000円になっても構いません。

 

仮に10歳で出来るようになり、20歳の大学生まで毎日5回やり続けたとしても、7,500円×12か月×10年で90万円です。小学生の4年間は月3,000円、中学高校の6年間、月1万円のお小遣いを渡していたら90万円くらいになるので、お小遣いを披露の対価としてもらえば実質技術の維持にお金はかかりません。

 

思春期、反抗期が来るであろうその最中、そんな習慣が継続されるかはかなり疑問ですが、何かとコツコツ毎日真面目に、が得意な娘は習慣になってしまえばやってくれそうな気もします。そして20歳になったとき、バイトやその先の就活のエントリーシートの「趣味・特技」の欄に堂々と「バク転」と書いてもらえる日を願っています。ということで個人的な思いもあり、この点において体操の勝ちです。

 

最後に親として子のプロセスを評価しやすいか、という勝負です。いずれにしろ頑張っている子どものことを最終目標に到達するしないに関わらず、その頑張る過程を褒めてあげたいと思っています。

 

水泳、体操共に日々頑張っていることを褒めるのは大前提です。が、水泳の〇〇メートル泳げるようになった!といった結果を褒めるのは簡単ですが、そこに至る過程で息継ぎが上手くなっただとかキックが上手くなっただとか、親からするとかなり褒めにくい気がしてなりません。

 

体操であれば、バク転にたどり着く過程でまずブリッジを練習して、次に立った状態からブリッジができるようになって、などスモールステップを踏んでいく過程が目に見えてとても褒めやすい気がします。

 

出来ないことを頑張って練習して、出来るようになって次のステップに進み、最終目標に到達する、というプロセスを体操の方が分かりやすく、子どもも小さな成功体験を積み重ねていく経験をしやすい気がするので、この点においても体操の勝ちです。

 

ということでこの夫婦で机上の空論をコネコネした結果、娘がどちらかを強く望まなかったときは体操を続けさせようということになりました。何が正解かは分かりません。が、分からないなりに娘にとって何が最善なのか考え尽くした結果だといつか娘に胸を張って伝えようと思います。