4歳から始める中学受験

キッズデュオインターナショナル(Kids Duo International)に関連したあれこれはTwitter(@ganetter365)で呟いています。

KDI卒園から1ヵ月

皆様こんばんわ

 

長女がKDIを卒園してから1ヵ月程経ちました。平日日中のほとんどをKDIで過ごしていた生活が一変し、全く英語を耳にすることのない公立小学校+普通の学童に通っている長女の英語はどうなってしまったのか、また卒園後の英語力維持について何を思うのか、という話です。

 

まず我が家では以前より申し上げている通り「IBSを家庭で再現する」という試みで英語力維持・向上を目指しています。具体策はほぼ決まったので後日まとめるとして、とりあえず今、長女は毎日Oxford discoverを1ページ、就寝前に洋書の読書をしていて、英単語の英訳を2日に1回、30単語くらいやっています。またIBSとは全く関係ありませんが、前回書いた通り英語教室の体験レッスンを1回2時間、4月は2回通いました。5月からは正式に入会して引き続き週1回2時間のレッスンを受けることになりました。

 

 

「今のところ特に変化はなさそう」

 

というのが1ヵ月経った時点での感想です。相変わらず日本語で表現しきれない部分は英語を使っており、「今から全部英語ね!」と言って「姉弟で夫婦になって妹とぬいぐるみを子どもに見立ててキャンプへ行く」という謎のごっこ遊びを英語でやっていたりします。KDIを卒園した途端にぱったりと英語を話さなくなってしまう可能性もあるのでは、と思っていましたが今のところ大丈夫そうです。

 

では向上しているのか、と言えばそれもよく分かりません。そもそもKDIに通っていた頃から子どもの英語力向上を実感する機会は、突然難しい単語を言い始めたり、長いセンテンスをさらっと言われたりするときくらいしかなかった気もしますが、KDI生活3年間を経てある程度話せるようになった今、親は何を以って英語力の向上を実感すればいいのかもよく分かりません。

 

ですがよく分からないからと言って辞めてしまうのではなく、夫婦でいろいろと議論を重ねてこれが最善だと考えに至った結論なので、正しい方向を進んでいると信じて日々淡々とやっていくのみです。

 

「英語を〇ヵ月話さなければ英語力は失われる」みたいな表現は、その数字を含めて各所で様々ですが、とりあえずこのまま月日が過ぎても今と変わらない日常であるとすれば「週1回2時間の英語教室+家庭学習で英語力の維持は出来る」という実例の一つとして語ることが出来そうです。

 

 

ですがKDI卒園後の英語力維持に関してこの「月日が過ぎる」というのが最大の問題だと感じるようになりました。

 

親が考えた方策に従って「この問題集解いて」「これ読んで」と子どもに言って、それを素直にやってくれる、もしくは親の圧によって嫌々ながら、どちらであったとしても、そもそも「英語を使うことが楽しい」と感じていなければ何をやっても英語力維持は難しいのではないか、と感じます。

 

今はまだ以前KDIであったことの思い出話をしたり、楽しかったKDI生活を、英語を使うことの楽しさを覚えていると思いますが、月日が過ぎて思い出が薄れ、英語を使う楽しさを感じなくなったときがそれすなわち英語の終わりなのではないかとも思います。

 

であるなら「やっぱり英語でコミュニケーションを取る英語教室が必要だ!」「IBSの方針は間違っている!」となりかねませんが、単に英語教室に放り込んでおけばそれで大丈夫とは到底思えません。

 

やはりどう考えてもKDIは長女にとって最高の環境でした。間違いなく3年間のKDI生活を楽しんでいて、英語を使うことを楽しいと感じていたと思います。しかしそれは「英語が好きだからKDIが楽しい」のではなく「KDIが楽しいから英語が楽しい」だったのだろうと私は思います。

 

私が長女を見て感じるように「KDIに行くのが楽しい」=「友達やEnglish teacherに会いたい」→「みんなで学ぶ英語は楽しい、English teacherと英語で話すのが楽しい」という理屈だったとすれば、「行くのが楽しい」と思える英語教室でなければ英語力維持・向上どころか嫌いになる可能性すらある気がします。

 

各教室毎に方針は様々ですが、どんなに素晴らしい教育方針だったとしても、遥かに重要なのは「楽しいか否か」という割とどうすることも出来ないような要素です。5月から通う英語教室が「行くことが楽しみ」「そこの先生や友達に会いたい」と思えるかは定かではありませんが、そうなることを願っています。

 

一方でIBSの方針における「楽しさ」とは一体何なのか、という話ですが、KDIや英語教室のような「楽しさ」ではなく「言う通りに頑張れば英語が読めるようになる、だから楽しい」という達成感や優越感のようなものからくる楽しさなんだろうと思います。

 

どちらが良い悪いの話ではありません。英語力維持・向上の目標が達成されるならどちらの楽しさであってもいいと思います。競争心が強く負けず嫌いで何か出来るようになると披露したくなる長女にとってIBSのような楽しさに向く性格をしているように思える一方、友達や先生の家族構成や年齢、習い事や住んでいる場所、飼っているペットなど、とにかく「人」のことが好きな長女は、「楽しい英語教室」さえ見つかれば親が関与せずとも「英語が楽しい」を維持してくれそうです。

 

そのハイブリッド型となった我が家の英語教育方針ですが、どこまで考えても何が正解なのかさっぱり分かりません。今でも頑なに、UKに引き続き私立KDI小学校1~6年生クラス創出が勝ち確定のビジネスチャンスであると信じています。

 

とりあえずそんな感じで次は「KDI卒園から3ヵ月」を予定しています。さすがに卒園から3ヵ月も経てば明確に感じ取れる何かしらの変化があろうかと思います。