4歳から始める中学受験

キッズデュオインターナショナル(Kids Duo International)に関連したあれこれはTwitter(@ganetter365)で呟いています。

IBSを断念して次はどうするのか

皆様こんばんわ

 

今回はIBSを断念した結果がなぜ「どこにも通わない」なのかと言う話です。IBSに通えなかったことは残念ではありましたが、それほど大きな問題と捉えることもなく、もちろん気落ちするようなこともなく、当初の予定を諦めるつもりはありません。(何しろ一次試験の内容は「国語+算数」のテストと「エントリーシート」です。子どもの英語力を鑑みて入塾を断られたわけではありません)

 

私たちが家庭学習を選択するに至った最大の理由は、IBSがどのようなことをやる英語塾なのかをほぼ理解した上でそれなりに再現できると思っているからです。塾の説明会において、この塾では一体どのようなことをやるのかを説明するのは当たり前ですが、IBSにおいてもその説明会を聞き、配布される資料を読むとIBSでは下記の方針であることがすぐに分かります。

 

1.多読を推奨していて中学受験との両立にはハリーポッターを難なく読める程度の英語力(英検2級相当)が必要だとしていること

 

2.多読に必要な英単語は日本語を介さず英英辞書のように別の英文で説明出来る程度の理解が必要だとしていること

 

簡単に言うとこの2点に集約されると思います。

 

英単語を日本語を介さずに理解し、それを用いてたくさんの本を読み、ハリーポッターがすらすらと読めるようになる。これを生徒に達成させるのがIBSの提供するサービスであり、同じ到達点に達することが出来ればIBSに行かずとも良いと思っています。

 

もちろん一般家庭ではとても不可能な量の洋書を有していたり、その洋書の中から生徒のレベルに合ったものを選ぶノウハウがあったり、学習の進捗を確認するためのテストを毎週行ってくれたりと、IBSに通うにはそれ相応の価値があると思います。

 

ですが読書による英語力の維持向上を掲げている点においては、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションであったり、英語によるディスカッションを売りにしている英語塾より遥かに家庭での再現性があると思います。

 

 

まず最初の目標は英検3級です。IBSの到達目標はハリーポッターをすらすらと読めるようになることであり、英検2級に受かることが中学受験と両立できる条件としているわけではありませんが、進捗度合いを測る上では英検で良いという見解でした。昨年の6月頃に3級を受験した際、自己採点の結果としてはリスニングとリーディングは合格圏に達していたと思いますが、ライティングを事前に一切対策することなく挑んだため、ほぼ白紙で不合格でした。

 

ですが5級,4級について合格はしているものの、そこで出てくる英単語を他の英文で説明できるほどの理解度があるか、長文をスラスラと読める英語力を持って合格したかは分かりません。なので3級だけに照準を合わせるのではなく、低いレベルのものからIBSが求めているような水準で、「英語で理解する単語力」と「読解力」を身に着けるための教材がそれぞれ必要です。

 

それに加えてIBSの環境を再現するには理解度を確認するためのテストを用意する必要があります。読解力のための教材には文章を読んだ後、内容を分かっているか確認する問題がついていることが多いですが、単語は覚えたとしても定期的に確認が必要になります。

 

そしてそれらの力を身に着けた上で毎日たくさんの洋書を読む必要があるので、当然洋書も必要になります。

 

そしてもう1つ必要なものが目標設定です。小学3年生6月の英検で2級合格を最終的な目標として、準2級はいつ、3級はいつ、そのために月毎に何をやる必要がある、と目の前の目標設定が必要です。IBSでは英語力ゼロからスタートしても入塾から最初の3回の英検受験で5級→4級→3級の全戦全勝する程のスピード感を求めていて、そんな暑苦しいIBSによる熱血進捗管理が無ければ簡単に甘えそうですが、何とかしなければなりません。

 

以上のことから我が家においては必要なものは以下の通りです。

 

・単語学習用の教材

・単語の確認テスト

・長文読解用の教材

・多数の洋書

・目標とやる気と気合い

 

 

もちろん週1回のIBSでの授業を完全に再現は出来ません。しかしそこでは単語の説明や長文読解を行っているとすれば、上記の用意が出来て、毎日1時間に及ぶ家庭学習と読書を継続することが出来れば、だいたいIBSを再現出来るだろうと考えています。

 

ここまでしてIBSにこだわる理由は前回述べた「全力を尽くして後悔を避ける」という点もありますが、長女が読書好きで就寝前の読書習慣がすでにあることも大きな理由の1つです。

 

仮に長女でIBSのようなやり方が良かったとしても、長男に同じ学習方法をさせようとは到底思えません。じゃあ何なのかとなるとこれまた悩ましい問題ですがあと2年あるのでゆっくり考えることにします。

 

仮にIBSに入塾することが出来ればKDI→IBSの一連の流れによってどのような成果を得ることが出来たか、IBSが適切だったか、と後々評価することが出来て、KDI卒園後の進路に悩む人の参考になれただろうと思うと残念ですが、ここから先は「KDI卒園後に塾から強制されているわけでもないのに1日1時間家で英語の勉強をした結果どうなったか」という参考になりそうもない話になる見込みです。

 

皆様がどのような家庭の方針・思想でどのような進路を選んだか、大変興味があるので暇な方はX経由でマシュマロを投げてもらえると非常にうれしいです。