4歳から始める中学受験

キッズデュオインターナショナル(Kids Duo International)に関連したあれこれはTwitter(@ganetter365)で呟いています。

英検受験を辞める話

皆様こんばんわ

 

このブログのタイトルは中学受験を謳っていますが、最初の記事は「Kids Duo Internationalにおけるreading力について」というタイトルで、ざっくりと英検の勉強を頑張っていこうという話でした。

 

その時、夫婦で考え英検の勉強を推し進めることにした理由の一つに「単語を読めた方が楽しいはずだ」という考えがありました。あれから半年以上に渡り、コツコツと勉強を続けてきた娘は明らかに読める単語が増え、日常生活の中で目につく単語をよく口ずさんでいて、当初の目的は達成できているように思います。

 

そしてそのreading力の進捗確認の意味を込めて、英検の勉強をしていこうという方針でした。英検対策と言うとあまり聞こえはよくないですが、単語を覚えると共に短文、長文問わずいろんな文章を読むことになり、結果的にかなりスラスラと英文を読めるようになりました。

 

これらの結果から考えると、英検対策を講じて5級、4級の合格を目指す方針は概ね良かったのではないかと思っています。が、今月末の3級受験を以って、合否に関わらずしばらくの間、英検受験は辞めようということになりました。理由は、英検3級で題材になる話があまりに高度で、英語力云々の前に内容が娘に適切とは到底思えないことです。

 

5歳の娘に対してagricultural pesticideを「畑の虫をやっつける薬のこと」と伝えている時点で、もう既に一体私は何をしているんだろうかと思うわけですが、その農薬の影響が虫を食べる鳥や魚、最後には人間にも影響を及ぼした、という話に加えて、なぜこの危険性をみんなに伝えている人が「chemical company」から非難されているか、などの利害関係の話は、日本語で書かれていようが英語で書かれていようが5歳児が読んで考えるべき内容ではありません。

 

更にスペインのトマト祭りトマティーナ。トマトを投げつける非常識行為を何故か良しとするこの祭りの説明を読んで、普段やったら絶対に怒られることがフェスティバルになっている意味が理解できないでしょうし、私にも人を呼べる観光資源としての役割以外の意味が全く分かりません。もうこうなってくると、今後英検の勉強で身につく力は、英語力ではない何かの比重の方が高いとすら思え、意味の分からない文章を読み続ける娘の負担も増していきます。

 

上記のことから、5級、4級の受験を経て娘の読める単語数は各段に増え、英文をスラスラと読めるようになったことを以ってとりあえずの英検の役割は終えたと考え、今後のreading力の向上は引き続きフォニックスを継続していくことと、ORTなど別の方法を考えたいと思います。