4歳から始める中学受験

キッズデュオインターナショナル(Kids Duo International)に関連したあれこれはTwitter(@ganetter365)で呟いています。

年末年始に考える親子関係

皆様こんばんわ

 

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

昨年の大晦日から今年の三が日全て仕事だったので私は帰省をしませんでした。が、元日に妻が子ども3人を連れて私の実家に行ってくれたおかげで、私は何もせずに孫の顔を親に見せることが出来ました。保身になりますが、私からは子どもを連れて行ってくれるよう頼んだりはせず、むしろ今年は帰省は無しの方向で、という話をしていたはずです。

 

SNSでは毎年年末になると「男は酒を飲み、女は家事手伝いをさせられて」「義理の実家に帰省するのが憂鬱」と言った話をよく目にします。そんな中、姑と個人的に連絡を取る程仲が良いわけでもなく、会うのは年始だけの妻が単身で義理の実家に突撃するのは変なんじゃないかと思い、職場でそんな話をしてみるとやはり自分がいないのに自分の実家に帰省はありえないと満場一致でした。

 

私は結婚当初から、将来は年末年始に自分の子供たちと孫みんなで写真を撮り、その真ん中に妻と2人で座っていたいと思っています。そのために必要だろうと考えられる条件が何個かあり、それを叶えるためにはこういうことをしなければいけないだろう、と。そういった話も妻にしています。

 

その要件の一つに「実家に帰省したいと子ども夫婦が思えること」というのが当然ですがあります。私がこの要件を自分ー子どもの間で満たしたいわけですが、今年の妻の身の振りを思えば親ー自分の間ではすでに要件を満たしている気がします。

 

妻が私の実家に帰省することのハードルが低い理由は何なのか。個人間の相性などというどうにもできないことは考えず、構造的にその理由を明確にすれば、自分の子どもも実家に気軽に帰省してくれるはずです。最終的に至った結論から言うと「マザコンは百害あって一利無し」ということです。

 

まずSNSで見受けられるネガティブ要素の代表例が前述の通り「男ばかり好き放題している」という風潮です。私は男3人兄弟の次男なので、こういった風潮があるとすれば帰りたくない義理実家の代表例となりそうな気がします。

 

ですが私たち兄弟は酔うほど酒を飲むことは無く、育った家庭環境的に諸々の家事を手伝うのが当たり前と思っているので、料理や飲み物が出そろうのを待っているのではなく、むしろ用意が出来るまで誰も落ち着いて座っていられないまであります。

 

よく「妻が立っている間は夫も座ってはいけない」と言いますが、これは夫婦間の話だけではなく、子どもの帰省のハードルを下げる一因になるのではないかと。

 

次に「宿泊は大変」と言うことです。私は実家まで車で30分、妻の実家まで15分のところに住んでいて、帰省という概念が一般と異なる可能性もありますが、帰省=日帰りが当たり前です。元日に2軒1日で周ることも簡単です。

 

子どもを連れた宿泊がどれほど大変なことか誰もが知っていることでしょう。もし家から実家までの距離が遠ければ宿泊もやむなしということにもなりかねません。だから私は子どもたちが宿泊せずに帰省出来る確率を高めるために、可能な限り日本の真ん中あたりに住んでいなければなりません。

 

つまり東京です。もちろん子どもが地方に住んでしまえばどうしようもありませんが、確率で言えば東京で仕事をしている可能性が最も高い、よって実家は東京が最強です。残念ながら東京ではなく隣接県に家を建ててしまいましたが、来客用の布団を常備しないなど泊まれない環境にしておくことで帰ってくれるでしょう。

 

「泊まらなくていい」

「家事を手伝ったり飲んだくれた男どもを見なくていい」

 

こう聞くとなんか良い感じになって来た気がします。ですが結局最も必要なのは「子どもの結婚相手を客人としてもてなす気概があるか否か」なんだろうと思います。私の実家で言えば、私の妻と子どもはもてなす対象であり、何かを手伝わせるなどと言うことは当然ありません。私もそれなりにやることをやりますが、私すら実家に帰ればもてなされる対象です。

 

もし仮に私が未だに親の言うことを聞いて物事を決めるようなマザコン夫だったとしたら、親子関係を強弱で表すのはかなり不適切だと思いますが、自分<親の関係性であれば、妻=自分<親となり妻がそのように扱われることはないと思います。我が家においては自分>親であり、妻も当然それに胡坐をかいた態度を取るようなことはないので、特に明確な理由は無くとも実家との関係性は適切な距離感で良好な気がします。

 

よって義理の実家に帰りたくないと思う女性の多くは「夫がマザコンである」か、単純に遠くて面倒なんだろうと勝手に結論付けるとすると、これに該当する人の割合はそこまで多いとは思えないことから、義理の実家への帰省が嫌な人はそこまで多いわけではなく、やはりSNSは少数派の大きな声が多数派の意見のように見えてしまいがちなんだろうと思います。

 

私が目指す「帰省してくれる実家」には子どもを子どもとしてではなく、一人の立派な大人として認め、対等もしくはそれ以上と考え、その子ども一家は同等に扱う心構えが必要不可欠である、と。そんなことを妻の行動から考えされられた元日でした。