4歳から始める中学受験

キッズデュオインターナショナル(Kids Duo International)に関連したあれこれはTwitter(@ganetter365)で呟いています。

鉄棒から考えるネットショッピングについて

皆様こんばんわ

 

我が家の子どもの教育費の増加は、日本の社会福祉費用かのこごとく留まることを知らず、私が以前に想定していた数倍にも膨れ上がっています。

 

よろしい、ならば仕事を頑張ろう。そう考えるのが自然であり、良きパパ像であると断言できます。しかしどうにもこうにもそうは思えず、日々より一層、子どもとの時間を優先すべきだという考えに傾倒し続けています。

 

しかしお金が必要なのは事実。私の給与があまりにも心もとないのも事実。会社の副業可というイマドキ風な就業規則を利用して、何か新たな収入源を見つけるしかありません。ちなみに「給与とは別の収入源」だとか「副業」などというワードがTwitter上で語られたとき、それは99.99%関わるべきではないと断言できます。

 

「副業で稼いでるんだ!」と言う人間に対して、そのやり方をもし聞いてしまった場合、どんな返答であろうとBAD ENDが待っています。

 

例えば親切にやり方を教えてくれたとしましょう。この場合、教えてくれた情報は「嘘の情報」か「儲からない情報」かのどちらかが確定しています。儲かる方法を易々と教える程の頭が〇〇な〇〇であれば、もう何よりも関わってはいけない類です。

 

では頑なにやり方を教えてくれなかったとしましょう。この場合、本当に儲かっている可能性は高く、自己顕示欲のためだけに情報を開けっぴろげにしない真っ当な人間である可能性が高いです。しかしそれゆえに、絶対に教えてくれず、微妙な雰囲気になって終わるだけなので絶対にやめましょう。

 

ということで、自分で考えるしかない。そんなわけで、今回は子どもたちが毎日遊んでいて最近買って良かった物ランキング1位に輝く鉄棒について、ネットショッピングを利用する側と、売る側の両方から考えていきたいと思います。

 

 

鉄棒は楽天で下記の物を購入しました。現在は6,600円となっていますが、私が購入したときは6,930円でした。

 

【家庭用】鉄棒【子供用】

 

さてこの鉄棒ですが、こんな感じの状態で届きます。

 

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記憶があいまいですが、梱包サイズは120を超えていたと思うので、送料は1,000円ということにしましょう。もちろん、購入金額に含まれており、別途送料負担はありませんでした。

 

さて次に、この鉄棒の原価がいくらなのか、という話です。某大手中国サイトを見てみると…

 

 

全く同じものがちゃんと売られています。楽天に限らず、Amazonだろうが何だろうが日本国内のECサイトで売られている商品のうち、大多数はこういった中国からの輸入品です。

 

さてこの鉄棒ですが、500台購入すると1台あたり160元です。ここでの¥は円ではなく元です。1元=20円だとすれば、1台3,200円で買うことが出来ます。

 

3,200円で買った物を日本で5,930円(6,930円-送料1,000円)で売れば、2,730円の儲けが出る!しかしそんな美味しい話は世の中に転がっていません。

 

その1。まず500台分の中国国内での送料がかかります。

 

その2。日本人が直接買えない為、業者に仲介してもらう必要があるため、約5%の手数料がかかるとすれば、1台あたり160円になります。

 

その3。この鉄棒を何名目として輸入するかによって変動しそうですが、とりあえず関税がかかることでしょう。面倒なので詳しくは調べません。

 

その4。そして国際送料です。重さや体積に応じて送料がかかります。

 

ここまでで仮に合計1,000円/台の追加費用が発生したとすると、利益は1台売っても1,730円しか残されていません。

 

さらにこれだけではありません。何かのECサイトを通じて売る以上は、そこでも手数料が発生します。これは仕入れ価格ではなく、販売価格に対してかかってくるものなので、仮に10%とすれば693円が差し引かれるため、利益として残るのは良くても1,000円程度だと思います。

 

さらにさらに、ここまで頑張って売り上げたお金に対して、消費税を納めなければなりません。出た利益約1,000円のうち100円が差し引かれ、手元に残るのは900円です。

 

私はネットショップを運営しているわけでもない、ただの素人なので、上記検討内容には様々な問題点があるかと思います。

 

しかし500台という大きなロットを前提にしていて、個人で出来る規模ではなく、しかも500台全てが販売できる状態で日本に届く保証もない、とてつもないリスクを背負った結果、1台売って900円という計算結果でした。

 

まとめると、ネットショッピングを利用する側は、明らかに中国からの輸入品であっても個人で1つ買う程度であれば日本国内のECサイトで気軽にポチっとやってしまって問題ないと言うことです。「これの原価は一体いくらなんだ!」と血眼になって中国サイトへ出向いても大体が徒労に終わることになる気がします。

 

次にネットショップで売る側ですが、個人規模で戦っていくには商品を慎重に選ぶ必要があり、かつどんな商品を選んでも数えきれないリスクが存在する茨の道であるということです。

 

結論!サラリーマンって最高!