4歳から始める中学受験

キッズデュオインターナショナル(Kids Duo International)に関連したあれこれはTwitter(@ganetter365)で呟いています。

Kids Duo Internationalの2歳(Nクラス)入園する意味はあるのか

皆様こんばんわ

 

2022年4月に長男が2歳で入園してからもうすぐ1年が経とうとしています。そんな最中、第三子が生まれたこともあり、Kids Duo Internationalに2歳から入園することの意味、効果について考えることが良くあります。

 

ここで考えるのは"普通の保育園と比較して高い授業料を払うに見合っているかどうか"という話です。金銭的に余裕があるご家庭であれば、普通の保育園もしくはKDIとなった場合、何も考えずにKDIで良いと思います。今回は私たちのような、一般庶民が背伸びをしてKids Duo Internationalを検討した場合についてです。結論から申し上げますと、私の感想は"Kids Duo Internationalに2歳(Nクラス)から入園する必要はない"

 

まず現状、0~2歳は幼保無償化の対象外で37,000円/月を受け取ることが出来ないことに加え、そもそも数千円授業料が高く設定されています。クラスに常時いる先生の数がLK以降の2倍なので当然とも言えます。

 

PK以降は各科目毎に様々な技能の習熟度を目標レベルに達するようカリキュラムが組まれ、それに沿って授業が行われていますが、Nクラスはどちらかと言うと通常の保育園寄りです。トイレや着替え、箸や道具の使い方、集団での過ごし方等、一般的な生活習慣に関することが当然のことながら優先され、ラーニングステーションは基本的に使いませんし、体力測定や英検受験もありません。その分、園庭で遊ぶ時間が多く取られているようです。

 

そんなNクラスですが、我が家においてはいくつか入園を後押しする理由がありました。1つは2歳年上に長女がいることです。複数の園のルールが家の中で混在すると面倒なのは言うまでも無く、また送迎も1回の方が楽です。同じ園に通ってもらうことであらゆる面において手間が減ることは言うまでもありません。

 

2つ目も長女に関連しますが、2人目の保育料50%OFFという制度が使えないという点です。同制度は認可保育園に限った話であり、長女がKDIにいる以上、長男は保育料を満額支払う必要があり、KDIとの差額が大きく減ります。

 

3つ目はPKクラスから入園が出来るのかという点です。これは限りなく可能性が低いので杞憂に終わるわけですが、Nクラスは定員72名、PKクラスは120名なのでPK入園は48名分しか枠がありません。在園児兄弟は優先されますが、在園児に1歳の弟or妹がいた多数いた場合、確実にPKから入れるとは言い切れない状況もあり得なくはない。子ども毎に特性を理解して柔軟な判断をする一方、大きな教育格差もしないというのが我が家の方針なので、KDIに入れないというのは困ります。

 

これらの理由で我が家においてはNクラスからの入園を決めました。

 

同様の上記条件であれば、今でも私はNクラスからの入園を選ぶと思います。ですがこれらは全て第二子ゆえに起こる選択です。仮に第一子だったとした場合、私はKDIを選ばないと思います。

 

ただし条件として、「何らかの保育園等に通う」かつ「家庭で英語教育に時間が割ける」場合においてということになります。

 

まずNクラスでKDI入園せずとも、どこかには通っていた方が良いという話です。みんなと一緒に席に座って先生の話を聞く習慣の有無は、単純に授業に参加している時間に影響します。またPKクラスも年度当初はバス乗車拒否や園入口で登園拒否する子がちらほらおり、大体が保育園に通った経験がなく、親から離れることに慣れていない子という印象です。入園金や制服等各種初期投資が必要だった上で、"KDIに行きたくない"と言われるのはかなりキツイと思います。

 

次にNスタートとPKスタートの英語力の差についてです。いくら一般的な保育園に近い生活習慣に時間を使った保育になるとは言え、その生活指導をしてくれる人が英語を話しているので、子どもも英語での受け答えをし、意味の伝わる英文を話すようになります。ですが、家庭である程度、英語を使って遊ぶ等の時間を取れるのであれば、PKクラス入園をしたとき大きな差が生まれるようにも思えません。

 

上記のことから集団生活&親から離れた生活に慣れ、ある程度英語に親しんでおくことが出来るのであれば、NクラスからKDIに入る必要はないように感じます。

 

ただしこれはPKから入園して今現在楽しくやっている長女を見ていることも、こう感じる要因の一つであることは言うまでもありません。2歳からネイティブな外国人と共に生活したことが、家庭での英語学習ではどうにならない大きな差になる可能性も大いにあり、子どもに合う合わない問題等も考えると一概には言えません。

 

第三子に至っては認可保育園在園児の有無に関わらず保育料無償化の対象であること、親が推し進める家庭での英語だけではなく姉と兄が毎日英語でやり合ってること、を考えNクラスから入園はしない予定です。結果として、長女・次女はPKから、長男はNからKDIへ行くことになりますが、可能な限りの"合理的な選択をした"のであって、"男女差による教育格差"ではないということに我が家ではしています。むしろ私は女の子に対してこそ教育費をかけるべきだと思っています。