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週4日勤務制度から考える専業の効率の良さ

皆様こんばんわ

 

今回は行き着いた結論がまるで意味のなかった専業主婦+稼ぐパパが如何に高効率かという話です。

 

現在、妻は育児休業中で来年2024年5月頃から職場復帰を予定しています。産後休暇と育休合わせて1年9か月と言ったところです。妻は私の10倍以上の従業員を要する会社に属しているため、さすが大企業、復帰後の働き方としていろいろと選択肢があります。

 

それが「フルタイム」「時間短縮勤務」「週4日勤務」の3つです。働き方の選び方は社内での立場、精神的な負荷等もあるので働く側が決めるべきで、今回の場合私がとやかく言うこともない気がしますが、仮に私の仕事関連であったとしても、我が家ではまず夫婦で家庭として何が最善かを考え、それに仕事を合わせていく風潮があります。総じて私も妻も仕事の優先順位がとても低い。

 

妻が選べる3プランの最有力候補に「週4日勤務」という選択肢があります。説明など不要かと思いますが、給与の20%を犠牲にすることで平日が1日休みになります。私たちの家庭環境ということを抜きにして、そもそもこの週4日勤務は利点が結構あります。

 


まず勤務日数が20%減っても付与される有給休暇の日数が変わりません。有給休暇1日を得るために必要な勤務日数が減ってお得です。

 

次に福利厚生です。普通フルタイムで働いて受けている福利厚生を80%の労働で受けることが出来ます。些細な話ですがこれもお得です。

 

また時短勤務との相対的な利点になりますが、残業が出来ます。一般的な家庭においてはそれほど利点に思えないかもしれませんが、我が家においては私の平日休みが頻繁にあるので、繁忙期等で残業したいタイミングがあれば可能です。

 

そして通勤1往復に対する業務時間がフルタイムと同じで、時短勤務より遥かに効率的です。

 

これらそもそもの制度としての利点はさておき、我が家においては今後、小学生になる長女の習い事のことを考えると、平日を1日休みに出来ることは非常に大きなメリットです。共働き世帯の不都合要素の1つに子どもの習い事があると思いますが、これらを綺麗さっぱり解決することが出来ます。

 

そして4月から保育園に通う次女が、妻の平日休みにおいても保育園に通えるのであれば、短い時間ですが妻にも一人になれる休日を作ることが出来ます。

 

 

さて、そんな週4日勤務制度ですが、唯一にして最大の問題点は誰がどう見ても給与が20%犠牲になるという点です。これによって家計が破綻するという人はそもそもフルタイムを選ぶわけですが、そこまでいかずともこの給与減を軽減したいと思うものです。

 

そこでまた私の特殊なシフト勤務です。平日に休みがあり、この休みは規則的でいつが休みになるかは先が読めても休む日を自分で決めることはできません。ですが、休みの日に働く自由度は非常に高く、休日出勤をすることは協定的な上限はありつつも実質的には自由です。

 

つまり妻が週4日勤務を選択して生まれた平日休みの日、私も休みだった場合、休日出勤をして給与減分を取り返せばいいのではないかということです。仮に週4日勤務で生じた平日休みが4日、その全てが私の休みと重複していた場合、私が4日全てを休日出勤した方がそもそも単価が高く、休日出勤1.25倍も相まって世帯所得は増加します。

 

こうなると誰もが思うことでしょう。もし週3日勤務が許されたとすれば、もっと世帯所得は増えるのでは?と。

 

ですが、具体的な計算をする前に、この理屈の行き着く先は週0勤務、つまり専業主婦家庭ということになります。妻が週5日勤務勤務から週4日勤務にして私が働くことで世帯収入は増加する。これを続けると専業主婦になることが世帯収入の最大化になるはずです。しかしそう簡単には上手くいきません。

 

夫婦共働き、それぞれ160時間/月の勤務時間があるとして、週4日勤務+休日出勤は単なる労働時間の移動、160:160をおよそ190:130にするということです。週3日勤務としてその全てを私が代わりに働くと220:100になる。このまま専業主婦家庭まで突き進むと320:0になるということで、私が単純に1日に2日分、16時間を月20日勤務をすることで世帯収入が最大化!という理屈です。

 

私は共働きが世帯収入を増やす最も効率で敷居が低い方法だと思っていましたが、改めてこうやって考えてみると専業の方が効率がいいわけです。そりゃあ各自が専業に集中する方が効率が良いというのは至極当たり前の話かもしれません。ですが、この高効率を追求するには、1人で2人分の労働時間をこなす気合が必要という条件付きです。それくらい働いている人もいるかもしれませんが、私はそんな高負荷には耐えられません。

 

我が家における現実的で最も世帯所得が増えるラインはどこなのか、と考えてみましたが、仮に週3日勤務が存在していたとしても、その分全ての労働時間を私が請け負うとこの時点で既に過負荷であろうことは容易に想像できるので、結局週4日勤務こそが最高効率だろうという最終着地をしました。

 

制度的に正社員で週3日勤務や週2日勤務が選べる企業というものを聞いたことがありませんが、働き方が多様化する昨今、共働き家庭で夫婦間で労働時間を上手く移行・調整できる人は、家庭内働き方改革を考えてみてもいいのではないかと思いました。